岐阜県瑞浪市(みずなみし)には、竜吟の滝(りゅうぎんのたき)があります。
現在(2022.06.28)は、国道19号線から竜吟の滝へと続く道路が、工事のため通行止めになっています。
ということで、竜吟の滝を含む竜吟七滝を見てきました。
竜吟湖のほとりにある駐車場に着いたら、まず水晶山に登っています。

水晶山頂上の巨岩群を巡ったあと、白狐稲荷神社とミカワバイケイソウ群生地を見に行きました。
竜吟峡の竜の伝説


さて深山の小径を下ってくると、竜吟の滝のある不動川沿いの道にたどり着きました。
竜吟七滝をふもとから順番に見ていきたいので、とりあえず石畳を下っていきます。


竜吟の森の入り口に設置された看板にたどり着くと、竜吟峡の竜についての立て札がありました。
かつて竜吟峡の一の滝と二の滝には、それぞれ雄竜と雌竜が棲んでいたそうです。

ある大日照りの年、村人たちが雨乞いすると、2匹は咆哮とともに天へ翔け上り、雨を降らせたのだとか。
以来このあたりは、水の豊かな土地になったのです。
竜の棲んでいた、一の滝と二の滝


ということで、まずは雄竜の棲んでいた一の滝を見に行きました。
河川敷の中に撮影ポイントらしき場所が作ってあったので、その上から眺めることにします。

一の滝は滝口から滝壺までまっすぐに水が落ちており、落差が高くて勇壮な感じがしました。
そのあたりが、雄竜が棲んでいたと言われる理由なのでしょう。


つぎは、雌竜の棲んでいた二の滝を見に行きました。
落差は一の滝ほどではありませんが、岩肌を流れ落ちる水が豪快で、となりには子どもの滝もあります。
三の滝から梵天の滝へ


さて赤い橋を渡ったら、大岩だらけの山道を登りながら、竜吟七滝の続きを見ていきました。
ただ三の滝から先は、格段に落差が小さくなってしまうようです。


えびす滝は、巨岩が折り重なっているので、荒々しい人を意味する「夷(えびす)」を想像させます。
あんま滝は、落差が小さ過ぎるので、滝と言うには「あんまり」です。


昇竜の滝を大岩の上から眺めると、竜が天に昇っていくような形を描いていました。
梵天の滝の「梵天」は、神主さんの持つ「御幣」というより、掃除道具の「ハタキ」に似ています。
竜吟 森のゆうえんちに寄り道


竜吟七滝を見終わったら、竜吟湖へ戻るため急勾配の石段を登っていきました。
途中のシデコブシ群生地は、花の見ごろが過ぎています。


ということで、森のゆうえんち入り口にたどり着きました。
丸太を利用した素朴な遊びから、スラックラインやジップラインのような新しい遊びまであります。


中でも百畳岩が気になったので、登ってきました。
何の変哲もない巨岩ですが、実は氷山の一角なのかも知れません。
あとがき
以前から訪れてみたいと思っていた竜吟の滝に、ようやく行って来られました。
竜吟七滝はそれぞれに特徴があって、けっこう面白かったです。

かつて水晶が採れたという水晶山も、至るところに巨岩があって見ごたえがありました。
さらには巨岩で岩登りも体験できるようです。
ただ岩登りにはヘルメットなどの装備が必要なので、今回は直前で止めておきました。
山奥で無鉄砲なことをしておいて、安易に救助を呼ぶのは、はた迷惑ですからね。
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