国道21号線を通って、滋賀県米原市柏原(まいばらし かしわばら)のあたりを走っていると、バス停「長沢」のすぐ近くで、泉明院の立て札が目に付きます。
そのバス停のある交差点は、伊吹パーキングエリアを「ぷらっとパーク」から利用するときに、よく曲がる場所です。
これまでずっと泉明院が気になっていたので、伊吹パーキングエリア(下り)を利用したついでに、ちょっと寄ってきました。
泉明院へは
国道21号線から泉明院へ行くには、湖国バスのバス停「長沢」が目印です。
そこに泉明院の方角を指し示す看板がありますので、まずはそれに従って南へ進みました。
分かれ道には泉明院の立て札があるので、それらに従って進むと泉明院に着きます。
- 獣害防止の柵
- 泉明院は左へ
ただ途中にある獣害防止の柵が厄介で、扉を開けても勝手に閉まってしまいます。
自動車を通すときには扉が勝手に閉まらないように、置いてあった石で固定しました。
もちろん通り終えたら、石を外して元通りに扉を閉めチェーンで固定しておきました。
あとは轍(わだち)が残る舗装されていない道を進めば、泉明院に到着します。
泉明院の横手に到着
森の中を通り抜けると、いきなり泉明院の境内の中に着きます。
とりあえず山門の脇を通って灯籠の間を抜け、参道の外側に自動車を停めておきました。
- 泉明院の参道
- 泉明院の山門と灯籠
- 泉明院の山門の中
もともと泉明院の参道は、両脇に木が植えられ並木道になっていたようです。
現在は自動車で訪れる人が多いのでしょう、地面が荒れないように砂利が敷いてありました。
参道を歩いてみると落ち葉などが落ちてないので、近隣住民が掃除をしているようです。
また山門は木造で古びていましたが、屋根は葺き直してありました。
眼病に効くとの言い伝えがある明星霊水

泉明院の明星霊水
山門を入ってすぐ左側には、「明星霊水」の祠(ほこら)があります。
祠の中にある池の水は霊験あらたかで、目の病気に効くとの言い伝えがあるそうです。
祠の側面に付いている扉を開ければ、柄杓などを使って池の水を汲めます。
ボクが祠の裏側に回ったときには、竹製の柄杓が備え付けてありました。

泉明院の手水舎
もし竹製の柄杓を使うときは、先に手水舎でそれを清めてからが良さそうです。
修理し立ての泉明院の本堂

泉明院の本堂
さて泉明院の境内を奥まで歩いていくと、満開の紅梅の奥に本堂がありました。
伝教大師最澄ゆかりの天台宗のお寺で、ご本尊は伝教大師最澄が自ら彫った薬師如来像です。
当初お寺にはいくつもの建物があり、地元は元より遠方からも大勢の参拝客が訪れました。
離れた場所を通る旧中山道には、今なお泉明院への道しるべが残っているのだとか。
ちなみに泉明院ではつい最近、本堂の修繕が行われたようです。
屋根は葺き直され、本堂正面の扉や蔀(しとみ)、階段などが新しくなっていました。
あとがき

泉明院から伊吹山
拝観日である土日に訪れたのですが、お寺の方の姿が見当たりませんでした。
もしかしたら案内板の電話番号に連絡しないと、本堂内部は拝観できないのかも知れません。
ちなみに帰りは、違う道を通ってみました。
泉明院の東側にある橋を渡り、川沿いの道を北に向かうと、獣害防止の柵がありません。
名神高速道路沿いの道に出たら、西に進むと最初の道に戻ります。
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