岐阜県不破郡関ヶ原町(ふわぐん せきがはらちょう)の玉地区には、城山というありふれた名前の山があって、その頂上には玉城跡(たまじょう あと)があります。
以前は関ヶ原青少年自然の家から、ハイキングコースが整備されていたのですけどね。
すっかり廃れていたので、道に迷いながらも何とか城山の頂上まで行ってきました。
玉地区から山頂へと伸びる城山遊歩道は、整備されているようです。

玉城の大堀切跡から、いくつかの曲輪跡の中を通り抜け、城山の頂上に建てられたあずま屋にたどり着きました。
城山遊歩道らしき道
城山頂上のあずま屋 城山遊歩道の下り口
さて城山頂上に建てられたあずま屋の向こう側を見ると、草むらの中に道が続いていました。
たぶん玉地区へと下りられる城山遊歩道なのでしょう。
むかし一度だけ下りたことがあるのですが、あまりよく覚えていません。
ただそのときは、建ち並ぶバンガロー群の前を通って、県道229号線(牧田関ヶ原線)に出ました。

試しに少しだけ下りてみたら、雑木林の中をつづら折りの道が続いています。
また登って来るのは大変なので、引き返すことにしました。
大堀切跡には大きな石灰岩
大堀切の大きな石灰岩 その奥の平場の石灰岩
ということで、玉城の曲輪跡の中を歩いて、ふたたび大堀切跡まで戻ってきました。
あらためてあたりを歩いてみると、すぐ近くに大きな石灰岩が、その奥の平場にもまた石灰岩が転がっていました。
デコボコした面が上を向いているので、近年斜面の上からでも落ちてきたのでしょう。
ただ城山の他の場所で、石灰岩をまったく見掛けていません。

何だかちょっと不思議です。
今須地区と山中地区の境界線
今須と山中の境界線をたどって 尾根の上を歩いて SN3V0124
それでは地区の境界線と思われるコンクリート杭に沿って、来た道を戻ります。
途中で境界線が 2方向へ枝分かれしていたので、今須地区と山中地区の境界線の方へ進みました。
ただコンクリート杭は、その先で途絶えてしまいます。
あとは尾根筋伝いに、人の歩いた跡を探しながら、歩いていきました。
獣害防止柵に阻まれて

尾根筋に沿ってひたすら歩いてくると、右側の山裾に農作業小屋が見えました。
斜面を下りていけば、ふもとの道に出られそうです。

喜んで下りていき、川に架かる小さな橋を渡ると、そこには獣害防止柵がありました。
扉があるのですが錠前が掛けられており、簡単には開けられません。
柵の作りが弱々しいので、乗り越えると曲げてしまいそうです。
青少年自然の家跡(左) 青少年自然の家跡(中) 青少年自然の家跡(右)、出口
仕方がないので斜面を登り、ふたたび尾根筋を歩いていくことに。
すると、かつて関ヶ原青少年自然の家があった場所に出ました。
あとがき
関ヶ原町の城山は深山幽谷ではないので、どちらに下りていっても、どこかしらの道路に出られます。
ただ地元の人間でないと、そこがどこなのか判らないかも知れません。
きちんと整備されたハイキングコースを歩くのがオススメです。

ちなみに今回は、スマホの方位磁石ツールに助けられました。
大変便利なのですが、もし充電が切れると使えないので、本物の方位磁石が欲しくなりました。
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