以前、母と横浜に住んでいる妹と三人で冬に、静岡県伊豆市(いずし)の修善寺(しゅぜんじ)温泉に遊びに行きました。
修善寺駅でレンタカーを借りて、修善寺虹の郷(にじのさと)に行き、園内を散策しています。

菖蒲園に菖蒲はなく、藤棚には藤はなく
さて、夏目漱石記念館は古民家カフェになっていたので、食後間もないボクたちは中に入るのを躊躇(ためら)ってしまいました。
そのまま夏目漱石記念館の庭を素通りし、自然石の石段を下ります。
さらに、シーズンオフの菖蒲園を横切る木道の上を渡って、向こう側の道に移動しました。
その道は、木と竹で作られた藤棚が、ひたすら続く長いアーケードになっています。
ただシーズンオフの藤棚なので、何も咲いてはおらず寂しい限りでしたが……。
山の上の匠の村
日本庭園の中の見るべきものが何もない谷道を上がっていくと、丁字路に着きました。
右に曲がって登っていくと、森の中には匠の村があります。
- 紙すき
- 工房
- 陶芸
匠の村では、紙すき、木工や陶芸など、いろいろな体験ができるようです。
しかし、これ以上坂道を登るのは勘弁してほしいところです。
近くにバス停もありませんので、左に曲がってフェアリーガーデンに向かいました。
寂しいフェアリーガーデン
冬場のフェアリーガーデンは、花の妖精(蝶々)も飛んでおらず、ちょっと寂しそうです。
低木こそ刈り込まれていますが、咲いている花も疎(まば)らでした。
ただ奥まで歩いていくと、そこには大きなバラの温室があります。
その手前には、可愛らしいデザインのカフェも併設されていました。
そのカフェで、バラのソフトクリームが売られていましたが、バラ味はよく判らないので、止めておきました。
閑散としたカナダ村
さて、線路の踏み切りを越えると、そこはカナダ村になっていました。
踏み切りからまっすぐに交差点まで歩き、そこで周りを見回してみます。
しかし、カナダ村はイギリス村と違って建物は疎らで、カナダの国旗も出ていません。
ただネルソンホールといって、カナダのネルソン市の旧市庁舎を模した建物があります。
オシャレな洋風建築物で、内部は万華鏡作家の作品が展示されているようです。
かなり疲れたので、ネルソン駅に一番近いお店の狭い店内で、冬なのに三人揃ってソフトクリームを食べました。
ロムニー鉄道のトロッコ列車に乗って
修善寺虹の郷の園内は、ロムニーバスに乗って、イギリス村、カナダ村そして匠の村の間を移動できます。
またロムニー鉄道に乗れば、イギリス村とカナダ村の間を移動できます。
もう修善寺虹の郷の出口まで、歩いて戻る元気がなかったので、帰りはロムニー鉄道に乗ることにしました。
冬でしたが面白そうなので、窓ガラスがないトロッコ列車に乗ることにします。
トロッコ列車は結構人気のようで、他にも何組かの親子連れが乗って、喜んでいました。
カナダ村のネルソン駅を出発すると、ぐるーっと遠回りしましたが、すぐにイギリス村のロムニー駅に到着しました。
修善寺虹の郷を後にして
修善寺虹の郷の日本庭園もフェアリーガーデンもそうですが、冬は何か来場者を呼べる施策を打たないのでしょうか?
花はほとんど枯れた状態なのに、入場料だけは一端に取られます。
冬に訪れる来場者が少ないのも頷けます。
三重県桑名市(くわなし)のなばなの里は、季節に合わせて頻繁に花を植え替えます。
また冬になると、夜はイルミネーションで園内を盛り上げています。
入場料は高く設定してありますが、それでも来場者は後を絶ちませんよ。
では、修善寺温泉に行きます。

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