福井県南条郡南越前町には、杣山城跡(そまやまじょうあと)があります。
前回は居館跡側から、姫穴を経て山頂まで登ったあと、犬戻駒返しを通って温泉まで下ってきました。
ということで今回は、社谷(やしろだに)側から杣山城跡に登ってきました。
下山するついでに髪掛岩を探しに行ったのですが、見つからないので諦めています。

杣山頂上を越えて、西御殿跡から、南西へ下っていったあとは、草むらの分岐点まで来ました。
鉄塔巡視路に合流して


さて草むらの分岐点からは、草が生い茂って歩きにくい尾根筋を進んでいきました。
時おり木かげがあるので、そこだけは歩みがはかどります。


ということで、鉄塔巡視路だと思われる、歩きやすそうな山道に出ました。
気になる髪掛岩を探すため、八乙女方面へ下っていきます。


京福線の案内板を通り過ぎると、あたりが開けて、雄大な景色が広がっていました。
以前、燧ヶ城跡(ひうちがじょう あと)を見た続きに登った、藤倉山と鍋倉山が見えます。
髪掛岩は見つからず


八乙女方面へ下っていると、林道の切通しがあって尾根が断ち切られていました。
一旦林道へ降りたあと、続く向かいの尾根筋を登っていきます。


すると程なく、171鉄塔の根元に着きました。
このあたりに髪掛岩があるはずなので、もうすこしあたりを探してみることに。


ところが髪掛岩らしき岩は、どこにも見当たりませんでした。
仕方がないので、諦めて下山することに。
八乙女集落へ下山


さて172鉄塔を過ぎると山道は、急勾配の斜面に作られた細いつづら折りになってしまいました。
足を踏み外すと危険なので、足元に注意しながら下っていきます。


谷川まで下ってくると、あとはなだらかな下り坂が続きました。
ただ倒木が横たわっていたり、石が無数に転がっていたりするので、気は抜けません。


砂防ダムを 2つ越えると、ようやくふもとの八乙女集落が見えてきました。
あとは山すそを駐車場まで歩いていくだけです。
あとがき
今回は杣山の南側ふもとにある社谷集落から、杣山城跡まで登ってみました。
杣山城跡登山口の案内板があったので、気楽に登り始めたのですが、滑りやすい急坂が続くので大変です。
西御殿跡から南西の方へ下っていくと案の定、杣山城跡の遺構群があって結構楽しめました。
ただ遊歩道が整備されている訳ではないので、見に行くときは注意が必要です。

それにしても髪掛岩は、一体どこにあるのでしょうか。
八乙女集落からほど近いので、何か古い言い伝えがあるのかも知れません。
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