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【福井】南条郡南越前町の杣山城跡を巡る3 その2 (中腹駐車場から山頂本丸跡へ篇)

城郭めぐり
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福井県南条郡南越前町には、杣山城跡(そまやま じょうあと)があります。
かつては森林公園として整備されていたので、いろいろな山道が通されていたようです。

ということで、またまた杣山城跡を巡ってきました。
今回は、まだ通ったことのない山道を主に歩いています。

杣山周辺地図
杣山周辺地図

居館跡前駐車場から、文殊堂中腹駐車場を経由して、西御殿まで登ってきました。

キャンプ場(休憩所)へ

さて西御殿跡から、ふたたび中腹駐車場まで戻ってきたら、今度はキャンプ場(休憩所)へ向かいました。
谷川が遊歩道を横切るので、処どころ地面が泥濘(ぬかる)んでいます。

丸太階段を登ってくると、マツの木の生えた見晴らしの良い尾根の上に出ました。
日野山のふもとに広がる田園地帯の中を、日野川が流れています。

景色を見たあと坂道を下ってくると、草ぼうぼうのキャンプ場跡らしき場所に着きました。
草むらを下って谷川を渡った先に、休憩所が見えます。

岩屋不動尊を探して

休憩所からは西御殿跡方面へ登ったあと、東御殿跡への近道へ入っていきました。
遊歩道は土砂でほとんど埋まっていますが、頑張ってたどって行きます。

近道の途中では、まわりに踏み跡の残る岩屋らしき大岩を見つけました。
谷側に回り込むと穴が空いていましたが、穴の中をのぞき込んでも不動尊像は見当たりません。

さらにピンク色リボンを頼りに、泥濘んで足場の良くない沢をよじ登っていきました。
何らかの遺構のようで、崩れた石垣が遺(のこ)されています。

石垣の上を見ると、ゴツゴツした巨岩がそびえ立っており、その下部が不自然にくぼんでいました。
不動尊像は見当たりませんが、たぶんここが岩屋不動尊なのでしょう。

もしかすると、苔の下に磨崖仏が隠れているのかも知れません。

丸太階段跡をたどって、東御殿跡へ

さて岩屋不動尊からは、踏み跡や丸太階段跡をたどって登っていきました。
どちらへ進むべきか迷いながらも登っていくと、ようやく尾根筋が見えてきます。

つづら折りを登っていって、最後に草むらをかき分け通り抜けると、広々とした原っぱへ出ました。
とうやら、ここが東御殿跡のようです。

なお杣山頂上へ向かってすこし進むと、端っこに東御殿跡の石碑が設置されていました。
浮世絵風に描かれた案内図「東御殿跡より本丸を望む」もあります。

曲輪群を通って、山頂の本丸跡

東御殿跡からは、尾根伝いに築かれた段だんの曲輪跡群を登っていきました。
階段があるので比較的ラクですが、当時は急斜面のままだったので、かなり大変だったことでしょう。

腰曲輪跡まで登ってくると、高くて急勾配の切岸が立ち塞がっていました。
本来は虎口のある方へ回り込むべきですが、切岸に階段が設けられているので容易に登っていけます。

山の頂上で叫ぶ

ということで、ようやく杣山頂上杣山城本丸跡にたどり着きました。
汗ばんだ肌に、吹き抜ける風が心地よいです。

つぎは杣山を下っていきます。

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