滋賀県彦根市(ひこねし)には、荒神山(こうじんやま)があります。
数年前、ふもとの荒神山公園から千手寺を経由して、山頂の荒神山神社までお参りしてきました。
この前、NHKの番組「こころ旅」を見ていたら、火野正平さんがふもとの曽根沼を訪れていました。
変わった木が生えており、地面から根っこが飛び出しているのだとか。

ということで今回は、曽根沼側から荒神山に登ってきました。
帰りは変わった木を探して、曽根沼緑地公園を散策しています。


曽根沼緑地公園の駐車場へ
まずは曽根沼緑地公園の駐車場へ向かいました。
県道25号線の交差点「須三嶺大橋」で南東へ入って、宇曽川沿いを上流へ遡(さかのぼ)っていきます。
つぎの橋で荒神山の方へ曲がると、道路案内標識に「曽根沼緑地公園」の文字がありました。
荒神山通りと名付けられた、曲がりくねった山沿いの道をしばらく進みます。
程なくして現れた丁字路で何となく右へ曲がると、運良く曽根沼緑地公園の駐車場に着きました。
丁字路の角に案内板がありますが、「駐車場入口」と小さく書かれているだけです。
荒神山Fコース登り口から


さて曽根沼緑地公園の駐車場からは、荒神山通りを西の方へ歩いていきました。
荒神山自然の家ウォークラリーの Fコース登り口から、獣害防止柵の扉を通り抜けて登り始めます。


登り始めは、くさりの張られた急勾配の木の根道なので、足元に注意しながら登っていきました。
尾根の上まで来てしまえば、あとは比較的登りやすい坂道が続きます。


Fコースの途中からは、眼下に広がる田園地帯と雄大な琵琶湖を見渡せました。
ただ残念ながら、曽根沼は木立に遮(さえぎ)られて良く見えません。
自動車道を通って


大岩群のあいだを通り抜けて、チェックポイントを過ぎると、急勾配の下り階段が始まりました。
木立の向こうからは、通り過ぎていく話し声が聞こえてきます。


階段を下り終えると、緩やかな自動車道に出ました。
格好のウォーキングコースになっているようで、地元住民らしき人たちが時おり歩いています。


自動車道をしばらく登っていった先には、荒神山神社の石標が建てられていました。
途中の二股で自動車道から離れて、コンクリート階段を上がっていきます。
荒神山神社へお参り


さて見上げるような石垣のあいだに通された石段を登っていくと、ようやく荒神山神社にたどり着きました。
拝殿の前に、荒神山ウォーキングマップが置かれていたので、一冊頂きます。
荒神山ウォーキングマップには、荒神山に点在する見どころが載っています。


拝殿の横には、むかしの農業で労働力として重宝された牛の銅像が安置されていました。
餌のワラを「かまど」で煮たことから、「かまど」の神である荒神さんのお使い(神牛)になったそうです。
ちなみに荒神山頂上の駐車場を通り抜けると、ベンチの置かれた展望台がありました。
琵琶湖の景色が眺められ、ポツンと浮かぶ多景島も見られます。
つぎは荒神山から下っていきます。
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