TBSテレビの「がっちりマンデー!!」を見ていたら、「名前がわからないアレ」特集をしていました。
世の中には、名前を知らないけどよく見かける製品がたくさんあるのだとか。
その中で特に気になったのは、サンポールが製造しているというピコリーノです。
いろんな場所でよく見かける車止めですが、子どもが上に乗れないような工夫が施されているそうです。


そのため、お店の前や学校の前、駅の前など、子どもの集まりやすい場所で採用されているようです。
今後さらに、さまざまな場所で見かけるようになるかも知れません。
子どもの安全のために
一般的な金属製の車止めは、その上部がツルツルになっています。
車止めの上へ子どもが面白半分に乗って、滑って落ちてケガをすることがよくあるのだとか。
それを防ぐために考え出されたのが、ピコリーノです。
景観を損なわずに子どもが乗れないようにするため、車止めの上に金属製の小鳥を取り付けました。
ピコリーノ(piccolino)とは、イタリア語で「小さくてかわいい」という意味。

小鳥ならよく枝の上に止まっているので、さして不自然ではありません。
またかわいい小鳥が止まっているので、子どもは車止めに乗ろうとしません。
ということで、全国各地の子どもが集まりそうな場所に、どんどん設置されているそうです。
サンポールの転機
サンポールは、広島県広島市にある会社です。
はじめのころは、アルミ製の旗ポールを専門に作っていたのだとか。
旗ポールとは、国旗や社旗、のぼり旗などを掲(かか)げるための棒のこと。

ところがバブル景気がはじけて、大きな建物があまり建てられなくなってしまいました。
それに比例して旗ポールの注文も、ガクッと減ったそうです。
ただ同じように金属で作り始めていた車止め「ピコリーノ」が、次第に好調になってきました。
車止めでの成功を契機に、本格的に車止め業界へ参入したそうです。
「小さくてかわいい」と名付けられたピコリーノは、サンポールにとって大きな存在に。
コンビニ前での居座りを防ぐ
スタジオでは、ピコリーノをコンビニの前に設置するのはどうか、と話題になっていました。
誰でも金属製の小鳥の上には座りづらいので、ヤンキーたちも居づらくなるのではないかとのこと。

森永先生の話によると、実際のところ、そういう目的でピコリーノを設置しているコンビニもあるのだとか。
ピコリーノは当初の目的以外にも、いろいろな用途で使われているようです。
あとがき
ピコリーノの姉妹品には、金属製の小鳥の代わりに金属製のカエルを取り付けた製品もあるそうです。
実際にカエルが乗っているのを見て、思いついたのでしょうか。
もしかするとお客さんに「小鳥のほかはないの?」とでも言われたのかも知れません。
世の中には、いくつかの選択肢の中から選びたい、という人がいますからね。

今後いろいろな小動物のピコリーノが設置されると、世の中が楽しくなっていきそうです。
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