三重県桑名市多度町(くわなし たどちょう)には、多度峡(たどきょう)があります。
紅葉で有名な場所らしく、さらには多度山頂上まで続く登山道が整備されているようです。
ということで多度峡から、ふたたび多度山に登ってきました。
瀬音の森コースを登っていくつもりでしたが、予定は往々にして変わるものです。

瀬音の森コースの中ほどから、石津御嶽 90分のところまで登ったあとは、ふたたび瀬音の森コースに戻って、岩盤崩落地点を乗り越えました。
黒石尾根登り口を素通りして
多度大社まで あと2.5キロ 多度大社まで あと2.0キロ
さて瀬音の森コースを下って、順調にふもとへと近づいてきました。
落石注意の標識があるので気を抜けませんが、多度峡まではあともうすこしのようです。

さらに下ったところには、急勾配の坂道が上の方へと続いている、黒石尾根への登り口もありました。
瀬音の森コースが出来るまでは、この登山道を登っていたと思われます。

歩いているときは、黒石尾根と名付けられた展望所でもあるのか、と勘違いしていました。
登ってみようかと思ったのですが、行かなくて良かったです。
多度のイヌナシ自生地の入り口
砂防ダム 巨岩下の石仏群
多度川の支流もご多分に漏れず、大雨のときは暴れるようで、谷側には砂防ダムがありました。
山側の巨岩の下には、川が鎮まることを願ってか、何体もの石仏群が安置されています。
河鹿橋と砂防ダム 草に覆われた段々畑跡
河鹿橋(かじか ばし)の架かる多度川にも、もちろん巨大な砂防ダムがありました。
普段から水量が多いらしく、水抜きから流れ落ちる水は、さながら滝のようです。

国の天然記念物に指定されている、多度のイヌナシ自生地へ行くための登り口もありました。
正式な和名は「マメナシ」といって、白い花が 4月に咲きますが、果実は渋くて美味しくないそうです。
落石注意の雲切不動尊
冬の多度峡 雲切不動尊の入り口
ということで、飲食店の立ち並ぶ多度峡まで下りてきました。
紅葉の終わった冬の時期なので、人通りはほとんどなく閑散としています。

途中には雲切不動尊があったので、ちょっと参拝することにしました。
緩やかな石段を登って、大岩の奥へ進みます。

すると雲切不動尊の境内は、チェーンが二重に張り巡らされており、物々しい雰囲気になっていました。
過去に落石があったので、安全を考慮してのことなのでしょう。
あとがき
今回は、多度峡から瀬音の森コースを登っていこう、と思ってやって来ました。
ところが期せずして、中道や相場振り跡地への道、石津御嶽への近道まで歩いてしまうことに。

下りは前回と同じ道を歩くと思っていたので、いろんな道を歩けて良かったです。
今回知ることになった黒石尾根というルートは、面白そうなので、いつか歩いてみたいです。
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