先日ひさしぶりに、三重県桑名市多度町(くわなし たどちょう)にある多度大社に行ってきました。
多度大社といえば、「上げ馬神事」が有名で、毎年ニュースに取り上げられます。
年中行事の時期は、道路も駐車場も境内も大混雑します。
ということで、年末の閑散期にお参りしてきました。
その日は祝日でしたが案の定、参拝客はパラパラとしか居ませんでしたよ。
多度大社へは
岐阜県関ヶ原町から多度大社へは、いつも国道258号線を通っていきます。
交差点「香取南」で西へ曲がって県道26号線に入ると、正面に巨大な白い大鳥居が見えて、壮観なのです。
ただその日は間違えて、三重県いなべ市の方へ行ってしまいました。
最近よく行くので、いつもの調子で道を進んでしまったようです。
なお県道5号線を乗りさえすれば多度大社に着くので、大して慌てはしませんでしたけどね。
多度大社の手前の駐車場に
ということで、多度大社の手前にある有料駐車場に車を停めて、多度大社に向かいました。

多度大社「上げ馬神事」の助走路
道路側に出て、「上げ馬神事」のときに神馬が走り抜ける、助走路の上を渡りました。
影になっていて見えにくいですが、正面奥に見える土の斜面を神馬が登ります。
- 数多くの観覧席
- 駆け上がる坂道の脇の階段
- 神馬はここまで
「上げ馬神事」を間近で見るための観覧席もたくさん作られています。
多分地元の関係者が見るためのものなのでしょうね。
白馬がいる神馬舎

神馬舎
さて振り返ると、神馬舎があり、中には神様の使いとされる白馬がいます。
その手前には、容器に入れられた人参が置いてありますので、買うと神馬に上げられます。
栗毛の馬でも通常なかなか見られませんが、白馬になると滅多に見られません。
神馬舎を訪れる人は物珍しさもあり、跡を絶ちませんでした。
多度両宮への参道

多度大社の神楽殿
では神楽殿の脇を通って、森の奥にある両宮(本宮と別宮)まで参拝に行きます。
まずは横にある手水舎で、手と口を清めます。
- (左)両宮への道(右)帰り道
- 両宮への階段
- 階段の途中にある社
多度大社は山上にあり、さらに奥の両宮まで続く坂道に沿って、いくつもの社(やしろ)が建てられています。
ただ一気に何段もの階段を、一番上まで登っていくと疲れます。
しかし、途中途中にある社に参拝しながら登れば、休みながら階段を上がることになります。
それを繰り返していると、気が付いたときには両宮の入り口だった、ということになります。
多度両宮

多度両宮の神門
というわけで、いつの間にか多度両宮の神門の手前に着いていました。
神門の向こうには、神橋を渡ったところに多度本宮が見えています。
- 多度本宮
- 別宮一目連神社
両宮とも、同じく三重県にある伊勢神宮と、そっくりな造りになっています。
奥に本殿があって、手前の門に白い幕が下がっており、中がよく見えなくなっています。
また屋根の上に乗っている鰹木や、両端で交差する千木も同じような造りです。
伊勢国における神社の様式なのでしょうか。
あとがき
多度大社は、春の多度祭りで行われる「上げ馬神事」が有名です。
しかし、秋の祭りで行われる「流鏑馬(やぶさめ)」もたいへん人気です。
多度大社はとても立派な神社ですが、それでも伊勢国二の宮なんですよね。
伊勢国一の宮は、三重県鈴鹿市にある椿大神社という、さらに広大な境内の神社なんです。
さらには伊勢神宮という、内宮と外宮とに分かれている神社まであります。
伊勢国には大きくて立派な神社が目白押しなのです。
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