岐阜県岐阜市(ぎふし)には、金華山(きんかざん)があります。
山頂にある岐阜城は、斎藤道三や織田信長などの居城だったことでも有名です。
ということで、久しぶりに金華山に登ってきました。
その直前には鷹巣山(たかのすやま)に、下山後には岩戸山(いわどやま)にも登っています。

妙見峠から、東坂ハイキングコースを登って、岐阜城山上部に着いたあとは、二ノ門あたりまで歩いてきました。
石垣通路を通って、岐阜城天守へ

さて岐阜城下台所から石段を登っていくと、台所(上台所)と呼ばれた広場に着きました。
目と鼻の先には、岐阜城天守がそびえ立っています。


石垣で固めて造られた通路を渡って、真下からも岐阜城天守を見上げてみました。
昭和31年に再建された建物ですが、平成9年に改修されて織田信長のころの壮麗な姿を再現しているそうです。


前回登城したときに一応、岐阜城天守の中は見ているので、今回は止めておきました。
天守出入り口の前で振り返ると、谷に築かれた石垣造りの通路がよく見えます。
石垣通路を下から見上げて


岐阜城天守からの帰り道は、石垣造りの通路下を通ることにしました。
急な石段を資料館の方へ降りていって、さらに井戸へと続く坂道を下っていきます。

井戸の近くから見上げると、先ほど通った通路は、二段になった石垣の上に通されていることが判りました。
重機などなかった当時の、高い土木技術を感じます。


井戸のある場所は当時、行き止まりだったと思いますが、現在は奥に赤い橋が架けられていました。
赤い橋を渡ると、二ノ門跡近くの下台所跡に出られます。
レストラン屋上の展望台


さて二ノ門跡からは、七曲り登山道で下山するため、ロープウェイ乗り場方面へ歩いていきました。
尾根伝いの細い道を進むと、太鼓櫓跡に建てられた展望レストランに着きます。


展望レストランの二階が展望台になっているので、さっそく登ってみることに。
展望台は広々としており、有料の双眼鏡も設置されていました。



展望台からは、眼下に広がる岐阜の町並みやその中を流れる長良川、はるか遠くの山やまを見渡せました。
ただ北の方は、北陸地方に雪が降っているせいか、どんよりと雲が垂れ下がっています。
一ノ門跡と馬場跡に寄り道


展望台で景色を見終えたら、つづら折りになった急階段を下っていきました。
たどり着いたところは岐阜城大手道で、その脇にはお休み処「ろおぷ亭」があります。


近くには一ノ門跡があって、代わりに冠木門(かぶきもん)が建てられていました。
沿道には、岐阜城盛り上げ隊の色鮮やかなのぼり旗が立てられています。

その先には、細長くて平坦な馬場跡もありました。
沿道に設置された歴代城主の説明書きを読んでいたら、いつの間にか通り過ぎていました。
つぎは金華山を下っていきます。
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