以前、岐阜県関市下之保(せきし しものほ)にある、道の駅「平成」に寄った帰りのこと。
県道80号線を通って、美濃市へ抜けようとしたときに、高澤観音(たかさわ かんのん)の裏参道の入り口を見つけたのですが、有名なお寺だとは知らずに通り過ぎてしまいました。
ということで日を改めて、高澤観音を参拝しています。

高澤山の展望台に行ったあとは、高澤山の頂上を目指すことに。
山頂を経由して別の道を下りてきたら、高澤古道に出たのでそのまま奥へ歩いています。
高澤古道からの見晴らし

さて高澤古道を歩いていたら、見晴らしのよい場所に着きました。
ちょっと疲れたのでベンチに座って、しばらくはここからの景色を堪能することにします。

ただこの日は黄砂がひどかったので、遠くの山々がかすんで見えます。
全体的に淡い色合いになってしまい、残念な見晴らしになってしまいました。
しばらく休んでいたら息も整ってきましたので、ふたたび高澤古道を歩くことにします。
まだまだ先は長そうです。
眺望地点から見える御嶽山
長い高澤古道沿いには、ところどころにお地蔵さんが立っています。
次のお地蔵さんにたどり着くことを目標にすると、どんどんと前に歩いていけるのです。
もし道しるべが何もなかったら、途中で歩く気力が萎えてしまいそうです。
お地蔵さんを探しながら山道を歩いていると、「眺望地点」の立て札を見つけました。

実際に歩いているときには、まったく気が付かなかったのですが、奥に見える白っぽいのが、岐阜県と長野県にまたがる御嶽山(おんたけさん)です。

この日はひどい黄砂のせいで、御嶽山の山裾はかすんでしまい、まったく確認できません。
しかし頂上付近には白く雪が残っているので、辛うじて山の形を認識できます。
大仏山へちょっと寄り道
高澤古道を眺望地点からさらに歩いていくと、大仏山(おおぼとけやま)と本城山(ほんじょうやま)へと続く分かれ道がありました。

大仏山はフタコブラクダのような地形になっており、それぞれ小仏と大仏と呼ばれています。ちなみに大仏山の頂上には、巨大な反射板(無給電中継装置)が設置してあります。

頂上からさらに道が続いていたので下りていくと、石造りの祠(ほこら)がありました。
正面の石を見ると、冨士山大権現と立山大権現、白山大権現が祀られています。
本城山までの案内がありますが、そこまで往復するのは何だかとても遠そうな気がしたので、高澤古道に引き返すことにしました。
高澤古道を途中で引き返す
ふたたび高澤古道を美濃市方面へ歩いていきます。
道はどんどん下り坂になっていき、最後はつづら折りになってきました。
ただ一向に県道80号線へ出る気配がありません。
ということで下り坂の途中でしたが、高澤観音へ引き返すことにしました。

本当は関市と美濃市の境目にある、見坂峠の近くまでいくつもりだったのですけどね。
寄り道ばかりしていたら疲れてしまいました。
つぎはふたたび高澤観音を歩きます。
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