以前、岐阜県関市下之保(せきし しものほ)にある、道の駅「平成」に寄った帰りのこと。
県道80号線を通って、美濃市へ抜けようとしたときに、高澤観音(たかさわ かんのん)の裏参道の入り口を見つけたのですが、有名なお寺だとは知らずに通り過ぎてしまいました。
ということで日を改めて、高澤観音を参拝しています。

高澤古道を歩きながら見晴台や眺望地点で遠くの山々を眺め、大仏山に寄り道してきました。さらに高澤古道を歩いたのですが、なかなか入り口に着かないので、引き返すことに。
高澤古道を戻って高澤観音へ

さて高澤古道を引き返して、高澤観音の近くまで戻ってきました。
高澤観音のまだ行っていない場所があるので、見て回ることにします。

すでに本堂で参拝は済ませてあるので、そのまま中を素通りして急な階段を下りていきます。
なお一見すると道が下に続いているようですが、木製の短い橋を渡るとその先は断崖です。
一旦左へ曲がって、千本桧の近くを通らなければ、下の道には行けません。
仁王門へと続く長い階段を下りて
高澤観音の仁王門は、千本桧がある広場よりも低い場所にあるようです。
折角なので、どんな仁王門が建っているのかを、階段を下りて見に行くことにしました。
現在は自動車でお寺のすぐ近くまで登って来られるので、人通りがありませんが、もともとは仁王門から本堂へと続くこの道が、表参道だったのでしょうね。

さて軽い気持ちで階段を下り始めたのですが、まったく仁王門が見当たりません。
すこし後悔しましたが、さらに下りていくことにしました。
藤棚の先にようやく仁王門
藤棚の近くまでくると、その向こうに何となく仁王門らしき建物の姿が見えてきました。
ゴールデンウィークの頃ではないので、遠くまでよく見えます。

藤棚をくぐりながら階段を下りてくると、ようやく仁王門にたどり着きました。
門前には、真言宗の開祖である弘法大師空海の銅像が、修行大師の姿で立っています。

ちなみに修行大師を参拝すると、その人の代わりに四国八十八ヶ所の霊場を巡礼してくれる、という信仰もあるそうです。
毎月第3日曜日だけのそば屋
下りてきた階段をトイレのあたりまで戻って、今度はそば屋「久里庵」を見に行きます。
そば屋「久里庵」は毎月第3日曜日だけ、高澤観音の庫裏(くり)で営業しているようです。

この日は第1土曜日だったのですが、幟(のぼり)が立っていたので、もしかしたら開店しているかも知れないと思い、庫裏まで行ってみました。

第3日曜日ではないので、閉店しているに決まっているのですけどね。
もう歩き疲れたので帰ることにしました。
あとがき

ボクは裏参道から自動車で登ってきたので気付かなかったのですが、高澤観音では「さくらまつり」を開催していたようです。
ニュース番組を見ると、都会では花見で盛り上がっていますが、ここは至って静かですね。
さて家に帰ってから頬を触ると、指先が黄砂でザラザラしました。
どうやら山歩きをしている最中に、黄砂をしこたま浴びていたようです。
黄砂過敏症の方は、黄砂が飛んでいる日に外に出て汗をかくのは、控えたほうが良さそうです。
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