滋賀県野洲市(やすし)の竜王山系には、吉祥寺山(きちじょうじやま)があります。
以前、小堤 城山城跡を訪れたときに案内板を見つけたのですが、城跡散策中だったので行きませんでした。
鏡山から同じく竜王山系の古城山まで歩いたときには、タムシバ山への案内板を見つけました。
このときは初めて目にする山の名だったので、よく判らずに断念することに。
ということで、ずっと気になっていたタムシバ山と吉祥寺山を通しで歩いてきました。
途中の城山も含めて、フィールドアスレチックのような場所が多く、結構面白かったです。

大笹原神社の駐車場へ
ということで、最近よく訪れる大笹原神社へ向かいます。
国道8号線の交差点「浄勝寺前」南へ曲がって、しばらく川沿いの堤防道路を走りました。
次の橋を渡って、そのまま森の中へ入っていき、鳥居の手前から駐車場に入ります。
いつも駐車場はガラガラなのですが、この日はたくさんの自動車が停められていました。

神社の中を見に行くと、拝殿の中には礼服を着た人たちが大勢座っています。
新嘗祭(にいなめさい)は 11月第4日曜日だと思ったのですが、今年(2020年)は早いのかも知れません。
小堤・大篠原自然環境保全治山の入り口
何だか申し訳ないような気がしましたが、せっかく来たので、このまま山に登ってしまいます。
大笹原神社を出たら、来た道を戻って橋を渡り、川沿いの堤防道路を南へ進みました。
堤防道路を岩蔵寺方面へ バリケードの横を通って 森の入り口
岩蔵寺の案内板の近くには、ゴミの不法投棄を防止するために、バリケードが設置されています。
その横を通り抜けて、左側に見える森の方へ進んでいきました。

森の入口には、小堤・大篠原自然環境保全治山案内図が設置されていました。
案内図には描かれていませんが、タムシバ山の登山口は伊勢道を登り始めたところにあります。
タムシバ山登山口へ

さて轍(わだち)の残る道を歩いていくと、森楽校の敷地の角で道は二手に分かれていました。
左へ進むとやや産坂を登って鏡山へ、右へ進むと伊勢道という峠道と城山への登山道があります。
分岐点(左)保健保安林の管理道 分岐点(右)遊歩道
伊勢道のある右の方へ歩いていくと、今度は保健保安林の管理道と遊歩道に分かれていました。
どちらに進んでも結局、同じところに出ますが、今回は遊歩道を歩いていきます。
雑木林の中を歩いて 石段と丸太の欄干 管理道と合流
管理道と違って、遊歩道は緩やかな上り坂になっています。
石段を登っていくと、先ほどの管理道に合流して、その先には伊勢道の入り口が見えました。
伊勢道のタムシバ山登山口
伊勢道入り口 伊勢道の解説板
ということで、今度は伊勢道を歩きます。
かつてこのあたりの人が、伊勢神宮へお参りするときに越えた尾根越えの道なのだそうです。

伊勢道を歩き始めると、すぐにタムシバ山登山口がありました。
なぜだかあたり一帯には、いくつもの石垣があります。

伊勢道と名前が付くぐらいなので、かつては行き来する人が多かったはずです。
もしかすると茶店などがあって、伊勢道峠を越える旅人たちのノドを潤していたかも知れません。
つぎはタムシバ山を登っていきます。
コメント