岐阜県揖斐郡揖斐川町(いびぐん いびがわちょう)には、谷汲山華厳寺(たにぐみさん けごんじ)があります。
以前その奥之院へ登ったとき、案内板に「神海 ○.○km」と書かれているのを見ました。
ということで谷汲山華厳寺から山を越えて、神海の方まで歩いてきました。
ただ根尾川を渡るつもりはなかったので結局、谷汲岐礼(たにぐみ きれ)から引き返しています。

淀坂峠から、長くてなだらかな坂道を下って、県営ため池の横を通り、県道255号線の淀谷橋まで来ました。
間違えて県営ため池の下へ
東海自然歩道の案内版 神海方面への急坂
さて淀谷橋で一息ついたら、今度は谷汲山華厳寺へと続く尾根筋を歩くため、山道を登っていきました。
はじめこそ急勾配の上り坂ですが、すぐ平坦な道になります。
平坦な道がどこまでも 倒木を越えて
いつになったら登り始めるのだろうと思いながらも、谷川沿いの道を奥へ進んでいきました。
ところが倒木を乗り越えても、一向に登り始める様子がありません。
切り通しの先はため池の下 県営ため池
しばらくして切り通しを通り抜けると、見覚えのある県営ため池の下に出てしまいました。
どこかで道を間違えてしまったので、来た道を登り口の方へと引き返します。
東海自然歩道で神海の方へ
分岐点(左)神海(左上)尾根筋(右)ため池 東海自然歩道を神海方面へ
登り口の近くまで戻ってくると、見上げるほど高い場所に東海自然歩道の案内版がありました。
電力会社の設置した黒い階段が見えますが、急勾配そうなので神海(こうみ)方面へ。
神海方面へは、東海自然歩道を通らなくても、県道255号線でも行けます。
荒れた東海自然歩道 道を覆う土石流の跡
ところが東海自然歩道は、倒木が横たわっていたり石が地面を覆っていたりして、荒れ放題でした。
躓(つまず)くおそれがあるので、注意しながら歩いていきます。

ここの東海自然歩道は単なるの横がけ道なので、ただ悪路を苦労して遠回りをしているだけでした。
素直に電力会社の黒い階段で、尾根まで登っておけば良かったです。
急斜面を登って尾根筋へ
歩きやすくなった東海自然歩道 枝と石が散乱する急斜面
さて東海自然歩道を神海方面へ歩いていると、山道が歩きやすくなって下り始めました。
ただ谷汲山華厳寺へは、尾根筋を歩いていくつもりなので、どこかで登り始めなければなりません。
ところが山の斜面は思いのほか急勾配で、しかも大量の枝と石が散らばっていました。
特に目立った踏み跡も見当たりません。
88鉄塔への分岐点 見落としそうな三角点
それでも休みながら登っていくと、次第に勾配が緩やかになって尾根筋にたどり着けました。
程なく電力会社の巡視路と合流し、探し回りましたが近くで三角点も見付けています。
89鉄塔からの眺め
尾根筋を歩いて 89鉄塔根元
とりあえず電力会社の案内版を頼りに尾根筋を歩いていくと、89鉄塔の根元に着きました。
日当たりが良いので、踏み跡はシダ植物に覆い隠されています。
雁又山、89鉄塔から(左)、滝谷山、大谷山 池田山、伊吹山、89鉄塔から(右)、小島山
89鉄塔根元から南の方角を眺めると、ふもとの谷あいにゴルフ場が広がっていました。
右手のはるか遠くの方には、小さく伊吹山も見えています。

つぎの送電鉄塔は、山の斜面をゴルフ場の方へ下ったところに見えました。
ここからは電力会社の巡視路を離れて、尾根筋を歩いていきます。
さらに谷汲山華厳寺を目指して歩いていきます。
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