岐阜県美濃市(みのし)には、誕生山(たんじょうざん)があります。
以前、大矢田神社(おやだ じんじゃ)から天王山(てんのうざん)へ登ったとき、その存在を知りました。
日曜日は駐車場が混んでいたので、次の日ふたたび訪れて、西洞登り口から誕生山頂上まで登ってきました。
視界はすこし霞んでいましたが、山頂からの眺めは素晴らしく、人気のある理由が判りました。

夫婦滝から、さらに西洞ルートを登って、天王山と誕生山を結ぶ尾根筋にたどり着き、そのまま誕生山頂上のすぐそばまで登りました。
誕生山頂上には神社跡

ということで最後にもうひと踏ん張りして、誕生山頂上まで登ってきました。
山頂にはかつて誕生神社があったようで、「誕生神社御神跡」と刻まれた石碑が立てられています。
北アルプス・穂高連峰 山座同定図 実際の北アルプス・穂高連峰方面
誕生山頂上の北側に白く光る板があるので見に行くと、北アルプス・穂高連峰の稜線が描かれていました。
天気が良く空気が澄んでいれば、はるか遠くに有名な山やまが見えるようです。

ところが実際の景色を眺めてみると、木々が生い茂っていてよく見えませんでした。
しかも遠くの方は霞(かす)んでいたので、見えたのは手前の名も知らぬ山ばかりです。
おっかなびっくり展望デッキ
フェンス脇を展望デッキへ 展望デッキの注意書き
折角なのでフェンスの脇を通って、展望デッキまで行ってみました。
展望デッキの入り口には、「自己責任での利用」を呼びかける注意書きがあります。
なるほど、大人数で展望デッキを利用すると、まさに重みで壊れてしまいそうです。
当日の利用者は少なかったのですが、念のためフェンスにベッタリのテーブル席へ腰掛けました。

ちょっと奥まったところからの眺めになりましたが、それでも雄大な景色に変わりありません。
すぐ下の山にはゴルフ場が、その向こうには曲がりくねった長良川が見えました。
能郷白山展望所へ寄り道
誕生山頂上三角点 能郷白山展望所の案内板
さてふたたび誕生山頂上まで登ってくると、てっぺんが白くなった三角点がありました。
奥に白いものが見えるので行ってみると、この先から能郷白山が見られるようです。
広場の奥に能郷白山展望所
坂道を下っていくと、広場にはテーブルとベンチがあって、その奥が展望所になっていました。
青い立て札が、その目印のようです。
能郷白山周辺 山座同定図 実際の能郷白山方面
近づいてみるとそれは、紫外線を浴びて青く色あせした「能郷白山周辺 山座同定図」でした。
能郷白山は雪を頂いていて白いので判りやすいですが、その他は山座同定図に照らし合わせても難しそうです。
関西電力が設置した鉄パイプの手すり
分岐点を南側尾根筋へ 急勾配の坂道
誕生山頂上もひと通り見て歩いたので、いよいよ下山することにしました。
今度は JAめぐみのがある東洞の方へ下りたいので、南側尾根筋を下っていきます。
鉄パイプの手すり 関西電力の注意書き
急勾配の坂道を下っていくと、道はひときわ急になり、鉄パイプの手すりが設置されるようになりました。
実はこの手すり、関西電力が従業員と工事関係者のために設けたものです。
注意書きには、手すりのせいでケガをしても関西電力は一切責任を取らない、と書かれていました。
ロープや手すりは定期的に保守されているとは限らないので、そもそも信用し過ぎない方が無難でしょう。
さらに誕生山を下っていきます。
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