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【岐阜】美濃市の誕生山へ南側ふもとから その5 (おみたらしとJA駐車場篇)

名所史跡めぐり
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岐阜県美濃市(みのし)には、誕生山(たんじょうざん)があります。
以前、大矢田神社(おやだ じんじゃ)から天王山(てんのうざん)へ登ったとき、その存在を知りました。

日曜日は駐車場が混んでいたので、次の日ふたたび訪れて、西洞登り口から誕生山頂上まで登ってきました。
視界はすこし霞んでいましたが、山頂からの眺めは素晴らしく、人気のある理由が判りました。

天王山・誕生山ルート案内地図
天王山・誕生山ルート案内地図

誕生山を迂回する巻き道への分岐点を通り過ぎて、岩割ノ松を見たあとは、細尾根の展望所から長良川を眺めて、東洞ルートを下り始めました。

みそぎ所であった、おみたらし

さて東洞ルートの下り始めは、延々と続く落ち葉だらけのつづら折りの坂道になっていました。
右へ左へ何度も折り返しながら下りていくと、眼下にようやく丸木橋が見えてきます。

おみたらし
おみたらし

丸木橋を渡って急勾配の階段を下りると、そこは「おみたらし」とよばれる場所でした。
かつて誕生山頂上にあった誕生神社手水所として、また修験者のみそぎ所として利用されたのだとか。

ちなみに、おみたらしから流れ出る清水には安産のご利益がある、との信仰もあるようです。
喪山神話(もやま しんわ)に登場する下照姫(したてる ひめ)が、出産で使ったという伝説に由来します。

下照姫とは、あたりを明るく照らすほど美しい姫である、という美称。

滝を見守る不動明王

「おみたらし」からしばらくは、谷川沿いの道を右へ左へ川を渡りながら下っていきました。
途中にはミツバツツジ群生地と書かれた案内板がありましたが、花の見ごろは春先です。

谷川の水を飲むのにちょうど良い場所を渡ると、対岸の岩の上に何かの石像が安置されていました。
下段には石垣が設けられ、丁寧に祀(まつ)られています。

滝の傍らに不動明王像
滝の傍らに不動明王像

視点を変えてよく見ると、石像の右手にはが握られていました。
どうやら滝に付き物の不動明王が、岩場を流れ落ちる滝を見守っているようです。

東洞ルートと尾根ルートの合流地点

不動明王が見守る滝からすこし下ってきたところで、誕生山の中腹で分かれた尾根ルートと合流しました。
JAめぐみのまでは、残すところおよそ400メートルのようです。

程なく木立の向こうに道路が見え、頑丈な橋を渡ると、あたりは工事中になっていました。
この場所に、登山者用の駐車場やトイレが出来たら良いのですけどね。

ということで、ふもとの JAめぐみのの建物脇に着きました。
平日なので休日ほどではないですが、駐車区画には自動車が数台停められているのが見えます。

JAめぐみの登山者駐車場案内

さて東洞ルートから出て振り返ると、登り口にはたくさんの注意書きがありました。
書き方が統一されていないので、注意事項が増えるたびに追加されていった、と思われます。

登山者駐車場案内
登山者駐車場案内

その中には、誕生山登山者に向けた登山者駐車場案内もありました。
自動車は現在、決められた区画内に10台までしか停められず、その他は全面駐車厳禁ようです。

あとがき

誕生山は人気の山のようで、休日になると南側ふもとにある駐車場が、どこもいっぱいのようです。
登山口の近くに、広い駐車場が出来ると良いのですけどね。

松茸

ちなみに松茸山の期間(秋分の日から11月14日)は、誕生山極楽寺区域内は立入禁止になります。

瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず、李下(りか)に冠(かんむり)を正(ただ)さず

松茸泥棒と間違われないように気を付けましょう。

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