滋賀県東近江市小脇町(ひがしおうみし おわきちょう)の赤神山(あかがみやま)にある太郎坊宮という神社まで、徒歩で石段を登って参拝してきました。
折角なのでそのまま、箕作山(みつくりやま)の頂上まで登って、瓦屋寺経由でふもとまで下りてきました。

太郎坊宮のふもとにある無料駐車場に自動車を停めて、参道の石段を登り、赤神山の中腹にある駐車場からふもとの景色を眺めました。
本殿へのお参りは表坂から

以前訪れたときは、本殿まで表坂と裏坂のどちらからでも登れた、と記憶しています。
坂道の途中で、たまに逆向きに歩く人とすれ違ったので、確かです。
しかし、いつの間にか本殿までの坂道は、一方通行になってしまったようです。
行きは表坂、帰りは裏坂を通らなければならなくなりました。

もしかして大勢の参拝客が一度に訪れ、坂道が混み合うことでもあったのでしょうか?
太郎坊宮の本殿までは、残り110メートルになりました。
さざれ石という名の石灰質角れき岩

最近はいろんな寺院や神社で見掛ける「さざれ石」が、太郎坊宮にもありました。
それは国歌「君が代」の中に出てくる石で、「細れ石」と書いて小さな石を意味します。
安置されているのは、むしろ巌(いわお)の方なんですけどね。
君が代は 千代に八千代に さざれ石の巌となりて 苔のむすまで
日本国国歌
(天皇の御代は 永遠であれ 小石が大岩になって 苔が生えるほどに)
国歌「君が代」の後半の「さざれ石の巌となりて 苔のむすまで」は、その前の「千代に八千代に」を具体的に表現しただけだ、と学生のころに授業で習いました。

国歌は「天皇の御代が永遠に続きますように」という内容なのですが、どこかの頭の良い人が、石灰質角れき岩を国歌と結びつけて、高く売る方法を思い付いたようです。
石灰質角れき岩とは、石灰岩中の成分が雨水に溶け出して、周りにあった角張った小石もろとも、固まってしまった岩のこと。
参集殿には、ももクロの展示も
ふもとから参道の石段を登ってきて、ちょっと疲れたので、参集殿で休むことにしました。
参集殿の中では、お守りや御朱印のほか、おみやげなども買えるようです。
一番奥にある休憩コーナーまで行くと、以前太郎坊宮を訪れたというももいろクローバーZに関する展示がありました。

2018年4月に東近江市の布引運動公園でライブイベントを開催したのですが、その前に東近江市役所を表敬訪問し、太郎坊宮で成功祈願をしたそうです。
ハイキングは本殿のあとで
さて参集殿から上も、まだまだ急な石段が続きます。
建物が建っている場所へたどり着くたびに、立ち止まっては呼吸を整えました。
ひたすら石段を登っていると、ようやく龍神舎と名付けられた手水舎に着きました。
ハイキングコースへ進むには、龍神舎をくぐって、奥へ歩いていけば良いようです。

ただし赤神山は太郎坊宮のご神体なので、事前に本殿で参拝する必要があるとのこと。
ということでまずは、太郎坊宮の本殿に向かいました。
さらに太郎坊宮の表坂を登っていきます。
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