滋賀県東近江市小脇町(ひがしおうみし おわきちょう)の赤神山(あかがみやま)にある太郎坊宮という神社まで、徒歩で石段を登って参拝してきました。
折角なのでそのまま、箕作山(みつくりやま)の頂上まで登って、瓦屋寺経由でふもとまで下りてきました。

太郎坊宮の表坂を登って拝殿で参拝し、巨大な夫婦岩の間を通り抜けて本殿で参拝したあとは、狭くて急な曲がりくねった裏坂を下っていきました。
一願成就社とお百度参詣道

一願成就社とは、本当に叶えたいと思っている、ただ一つだけの願いごとを実現するために、願懸けを行う社殿です。
勝負ごとの必勝祈願や入学試験の合格祈願などで、訪れる人が多いそうです。
社殿の中に入ると、お百度参りで回数を数えるのに使う、こよりの束が置いてありました。

なお太郎坊宮でのお百度参りは、通常の参道ではなくて、お百度参詣道で行われます。
その道は、一願成就社の脇道を奥へ行ったところから始まっています。
お百度参詣道
お百度参詣道に入ると、手前には「お百度詣道」、しばらく行った一番奥には「心願 十倍石」と刻まれた石碑があったので、この間をぐるぐると回るようです。
ちなみにお百度参りは、他人に見られないよう深夜に行うとか、より効果があるように裸足で行うとか、言われることもあるようです。

お百度参りは、そもそも百日詣でとして始まったようです。
百日詣でとは、神社や寺院で「100日間、毎日参拝する」と誓いを立てたのち、誓いを成し遂げれば、かわりに願いを叶えてもらえるという民間信仰です。
ところが百日詣での途中で、悪天候に見舞われたり、本人が病気になったり、他に急用が出来たり、また急いでお願いする必要があったりしたので、簡易化されたようです。
途中から歩きやすくなった裏坂
太郎坊宮の裏坂は、本殿からの下り始めこそ細くて急な階段でしたが、一願成就社からふたたび歩き始めると、踊り場の多い緩やかな坂道になりました。

たとえば山の山頂や中腹に建てられた神社や寺院の場合、女性が登りやすいように女坂という緩やかな参道が設けられていることがあります。
以前母を連れて太郎坊宮に参拝したときは、登りやすそうな裏坂から本殿まで行きました。
現在の裏坂は下り専用になっていますが、本来は女性向けの参道だったのかも知れません。
いざハイキングコースの入り口へ

さて太郎坊宮の本殿に参拝したので、いよいよハイキングコースを歩くことにします。
ハイキングコースの入り口は、龍神舎(手水舎)にあるので、ふたたび急な石段を登っていきました。
つぎはいよいよハイキングコースを歩きます。
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