以前、岐阜県美濃市大矢田(みのし おやだ)の大矢田神社(おやだ じんじゃ)を訪れたとき、たまたま天王山登山コースの案内を見付けました。
紅葉の直前になって、久しぶりにそのことを思い出したので、登ってみることに。
Google Map(グーグル・マップ)のクチコミでは危険な岩場があるそうなので、実際に確かめてきました。

大矢田神社の駐車場に自動車を停めて、もみじ谷保険保安林の散歩道を途中まで歩いてみたあとは、参道の石段を登って、社務所の下にある天王山登山口で登山コースの確認をしました。
いよいよ天王山登山コースへ

それではいよいよ、天王山登山コースを登ることにします。
途中には何ヶ所か、ロープが張られた危険な場所があるようなので、気を付けて登らなければなりません。
天王山登山口(社務所下) そばを流れる川に大岩が 草をかき分け
天王山登山コースを歩き始めるとすぐに、足元にはすこし大きめの石だらけになりました。
すぐ横の沢を見ると、その真ん中に大きな岩がデンと居座っています。
たぶん大雨が降って沢の水が増水したときに、上流から流されてきたのでしょう。
草をかき分けて出ていくと、大矢田神社の本殿の脇から伸びている登山道と合流しました。
地元小学校の児童も登る天王山

その登山道の端には、地元小学校の高学年児童が描いた天王山の頂上までの地図がありました。
区間ごとの道のりと登るのに掛かった時間が書かれているので、とても参考になります。
学校の遠足のときなどに、実際に距離と時間を測りながら登って、後日学校で描いたのでしょう。

ただ実際の大もみじは、天王山登山コースの中ほどにあって、そのあと急勾配の長い坂道が続きます。
大もみじに着いたからと行って、頂上がもうすぐだ、などと思わないようにしましょう。
大きなモミの木と楓の滝
すぐに沢を渡って シャガとモミの木 紅葉する前の楓の滝
手書きの天王山地図から歩き始めて、すぐに沢を渡ると、大きなモミの木がありました。
モミの木は、クリスマスの飾り付けを行うクリスマスツリーとして有名です。
またアルムおんじとハイジが暮らすアルムの山小屋の裏手に、3本立っていることでもお馴染みです。

さらに登っていくと、「楓(もみじ)の滝」と名付けられた早瀬に着きました。
ただ未だモミジは青いままなので、見にきている人はいません。
1つ目の大岩場と2本の滝

「楓の滝」のすぐ横には、1つめの大岩場がありました。
近くの細い木の幹には、細いロープが括(くく)り付けられています。
ただ岩の表面が濡れていないので、滅多に滑ることはありません。
特にロープを使わなくても、他人(ひと)が歩いた跡をたどったら登っていけました。

そこから改めて沢を眺めると、上流に 2本の滝が見えました。
本当の「楓の滝」は、大岩場を越えたところから眺めるべき、なのかも知れません。
三つの大岩が連なる道
天王山登山コースは、至るところから大岩が露出しているので、見ていると楽しいです。
ただ地面の上には大きめの石が、土が見えなくなるほど落ちています。
山歩きに慣れていない人は、石車に乗らないように、細心の注意が必要です。
足元に気を付けながら登っていると、登山道の脇に大岩が 3つ並んでいる場所に来ました。
2つの丸い大岩のうち小さい方は、あとから流されてきて、大きい方に止められたようです。
さらに天王山登山コースを登っていきます。
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