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【岐阜】美濃市の大矢田神社から天王山に登って その3 (岩石と木の根と頁岩篇)

森の中を歩く二人 超低山登山
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以前、岐阜県美濃市大矢田(みのし おやだ)の大矢田神社(おやだ じんじゃ)を訪れたとき、たまたま天王山登山コースの案内を見付けました。

紅葉の直前になって、久しぶりにそのことを思い出したので、登ってみることに。
Google Map(グーグル・マップ)のクチコミでは危険な岩場があるそうなので、実際に確かめてきました。

天王山登山コースの案内図
天王山登山コースの案内図

大矢田神社の社務所の下にある天王山登山口から登り始め、地元小学生の作った天王山地図を見たあとは、大きなモミの木と「楓の滝」を見て、三つ並んだ大岩まで登ってきました。

無数の岩石が転がっている山道

まだまだ登山道は石だらけなので、足元に注意して登る必要があります。
また天王山の頂上へ行くには、さらに急な坂道を登っていかなければならないようでした。

岩が散らばる登山道
岩が散らばる登山道

しばらく登っていると、斜面一帯に大きな岩が転がっている場所に差し掛かりました。
大量の岩があるので、崩壊(ほうかい)した巨岩が鉄砲水で押し流されてきたのかも知れません。

岩場の方向を指す案内板
岩場の方向を指す案内板

登山道が他にあるのではないかと見回してみたのですが、案内板がその岩場を指し示しています。
仕方がないので、登りやすそうなルートを探しながら、登っていきました。

和歌にも詠まれた、ヤマザクラ

ヤマザクラ
ヤマザクラ

岩だらけの坂道を登り終えると、ちょっと赤みを帯びたヤマザクラの木が生えていました。
日本に自生する代表的な野生のサクラで、古くから和歌にも詠まれています。

和歌を詠む貴族

ちなみにソメイヨシノは花が散った後に葉が出てきますが、ヤマザクラは花が咲くと同時に葉も出てきます。

ヤマザクラからしばらくは石の少ない山道となりますが、木の根には注意しなければなりません。
のんびり歩いていたら、またつづら折りの坂道が始まってしまいました。

木の根と岩場のコンビネーション

木の根と岩場の融合
木の根と岩場の融合

さらに登っていくと、下には岩が埋まっており、行く手を何本もの木が遮(さえぎ)っていました。
しかしむき出しになった木の根っこが階段状になっているので、楽に登っていけます。

そのすぐ奥には岩盤がありましたが、途中に足の踏み場があって、登りやすくなっていました。

緑色の平らな岩を避けて奥へ進むと、根っこだらけの坂道が始まります。
木の根っこを傷つけたくないので、なるべく根っこの上を踏まないようにして、登っていきました。

堆積岩の一種である頁岩

木の根道が終わり大岩を回り道して歩いていると、滝の見える場所に着きました。
ふと足元を見ると、平行に割れ目が入って、表面がギザギザしている岩がありました。

まっすぐに割れた頁岩
まっすぐに割れた頁岩

その岩は、見た目が本のページに似ていることから、頁岩(けつがん)とよばれています。
水中に土砂が溜まって出来た堆積岩(たいせきがん)の一種ですが、圧力が掛かりズレてしまいました。

有名なところでは、太古の珍しい化石が見付かった、カナダのバージェス頁岩があります。
もしかすると天王山の頁岩の中にも、珍しい化石が眠っているかも知れません。

さらに天王山登山コースを登っていきます。

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