昨年、石川県の能登地方に、お寺巡りをするために行ってきました。
おもな目的はお寺巡りだったのですが、折角行ったのでついでにいろいろ見てきました。

お寺巡りも 1日目で無事に済みましたので、2日目は、道すがら思いつくまま適当に、能登地方の景色を楽しむだけでした。
本来なら、輪島の朝市は外せないのでしょうが、ちょっと興味がありませんでした。
とりあえず、差し当たっての目的地を能登島と定め、ホテルを出発することにしました。
むかし「噂の!東京マガジン」で見たのが動機
どうして能登島に行くことにしたのかというと、むかし東京周辺に住んでいたときに、テレビ番組で能登島の橋に関する問題をたまたま見ていたからです。

そのテレビ番組とは、TBSの情報番組「噂の!東京マガジン」です。
巷にあふれる様々な問題に対して、面白おかしく警鐘を鳴らす番組です。
毎回、楽しく見ておりました。
能登島の橋の問題とは!?
その能登島の橋の問題とは、能登半島の中島地区と能登島の西部の間は、海を挟んでかなり距離が近いにもかかわらず、なぜ橋が架かっていないんだ、というものでした。

つまり、能登島の西部の人が能登半島の中島地区へ用を足しに行く場合、橋が架かってないので、かなりの遠回りになったということでした。
直線距離は近いにもかかわらず、当時は能登島大橋を通らなければならなかったのです。
能登島大橋とは、能登半島の和倉温泉地区と能登島をむすぶ橋で、当時は能登島大橋しかなかったのです。
能登島に向かって出発
さて現在では、地元の念願であった中能登農道橋(愛称、ツインブリッジのと)が、能登半島の中島地区と能登島をむすんでいます。
地図の上で、中能登農道橋の存在は確認していますが、やっぱり実際に通ってみたいですよね。
ホテル「メルカート輪島」は県道1号線沿いにあるので、道なりに南下していきます。
途中、穴水市の交差点「金比羅」では国道249号線に乗り換え、さらに南下しました。
海沿いに見える景色がとても美しかったです。

すると左ななめ前方に、件(くだん)の能登島が見えてきました。
能登島の現在の橋の状況を確認
あとは、道路標識に従って、能登島に渡るだけです。
まずは、2つの斜張橋からなる中能登農道橋を渡ります。
有料道路なのかどうかが気になり、心臓がドキドキしましたが、無料で通り抜けられました。

「のとじま水族館」があるようですが、今回は橋を渡ることが目的なので寄り道せず、次の橋である能登島大橋へと直行しました。
この能登島大橋は、長いコンクリート橋です。
能登島大橋も中能登農道橋も海の上を通っているので、普段あまり見慣れない景色を堪能できました。
ちょっと早めの帰路のはずが!

気がつけば、七尾市の和倉温泉駅の前に出ていました。
またいつか和倉温泉に来ることを誓いつつ、丁字路「和倉温泉駅前」を左に曲がりました。
本当は、このままJR七尾線沿いの道を進んで国道159号線に入り、早めの帰路につく予定だったのですが……
次回は、七尾城跡についてです。
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