昨年、石川県の能登地方に、お寺巡りをするために行ってきました。
おもな目的はお寺巡りだったのですが、折角行ったのでついでにいろいろ見てきました。
お寺巡りも 1日目で無事に済みましたので、2日目は、道すがら思いつくまま適当に、能登地方の景色を楽しむだけでした。

能登島に架かる2つの橋や七尾城跡の観光も終わりました。
あとは、国道159号線を経由して北陸自動車道で自宅に帰るだけです。
能登で売っている謎のお菓子「おだまき」
国道159号線というのは、1日目に石川県羽咋市の永光寺(ようこうじ)へ行くときに、通った道です。
しばらく走ると左側に、昨日見た永光寺の入り口を示す看板が見えました。
しかし、帰り道はまだまだありますので、慎重に運転しなければいけません。

ふと左側を見ると、和菓子屋さんの看板におだまきの文字がありました。
地元のお菓子と同じ名前なので、何だかとっても気になります。
子供の頃によく食べた、おだまきの天ぷら

岐阜県の西濃地方でおだまきといえば、四角く焼いたどら焼きの生地で小豆あんを巻いたお菓子です。
あん巻とよぶ地域もあります。
子供の頃は、岐阜県大垣市の国鉄大垣駅南口の駅前通りにあった「とらや」で、おだまきの天ぷら(揚げおだまき)を買ってもらって、よく食べました。

一番古い記憶では、おだまき10円、揚げおだまき20円でした。
ちょっと懐かしいです。
さて、ぷらっと能登の和菓子屋さんに寄り道です。
記憶の中の「おだまき」とは違うお菓子

その和菓子屋さんの名前は「御菓子司たにぐち」といいます。
全体としては古民家風なんですが、前面に大きなガラス窓が張ってあります。
店内に入ると、ショウケースの中にお菓子がきれいに並べてありました。

おだまきという名前のお菓子を探すと、記憶の中のおだまきとはまったくの別物です。
形から色からまるっきり違います。
共通点は、あん(餡)が入っているお菓子というくらいです。
おにぎりのような能登のお菓子「おだまき」

この「御菓子司たにぐち」のおだまきは簡単にいうと、縞模様の線が入った長く平たい餅生地で、全体の形が三角形になるようにあん(餡)を巻いたお菓子です。

その種類は4種類もあり、餅生地がカラフルです。
ちょっとおにぎりのようでもあります!!
- 粒あん ……………… 白色の餅生地+粒あん。基本の形
- よもぎ粒あん ……… よもぎの葉をたっぷり混ぜ込んだ緑色の餅生地+粒あん
- いちじくあん ……… 桃色の餅生地+宝達志水町特産のいちじくジャム入りの白あん
- くるみ味噌あん …… 黒米粉を混ぜ込んだ紫色の餅生地+刻んだくるみ入りの味噌あん
気になる「おだまき」の味は!?
当然、4色全部食べたいので、お土産として 4種類のおだまきを買いました。
なお、安全運転で自宅に帰ってから、食べてみました。

材料的には、大福とたいへん似ています。
大福と比べてみると、能登のおだまきはどれも餅生地の部分が分厚くなっています。
食べた時に餅生地の割り合いが多くなり、少し薄味な感じになります。
あとがき
さて、これにて能登地方をめぐる旅は終わりです。
これまで人気の金沢あたりまでは、よく行っていたのですが、能登地方にも楽しいところがたくさんあることが判りました。

できれば、能登半島の先の方まで自動車道が伸びると、行きやすくなるのですけどね。
今度は能登半島の先の珠洲市の方まで、行ってみたくなりました。
最後に、ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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