岐阜県海津市南濃町(かいづし なんのうちょう)には、月見の森があります。
山の斜面に、いくつもの広場とそれらをつなぐ道が整備されており、自由に散策できるようになっています。
近くに行基寺(ぎょうきじ)があるので、それに因んで名付けられたのでしょう。
行基寺は、「中秋の名月」の夜に執り行われる「お月見法要」で有名です。

すぐそばにある道の駅「月見の里南濃」には、何度か訪れたことがあるのですけどね。
月見の森には行ったことがないので、ぐるっと散策してきました。
国道近くの月見の森駐車場へ
まずは、月見の森駐車場へ向かいました。
国道258号線の交差点「羽根谷」で西(山側)へ曲がって、道なりに進みます。
すると白線に導かれて、自然に月見の森駐車場の中へ入りました。
たくさんの自動車が停められていましたが、駐車場が広いので余裕で停められます。

ちなみに駐車場は、南濃温泉「水晶の湯」の利用客が、シャトルバスへ乗り換える場所でもあります。
ただ現在(2021年01年11日)南濃温泉「水晶の湯」は、残念ながら営業していませんでした。
月見の森への階段を登って

とりあえず、駐車場の真ん中の出入り口にあった、月見の森案内図を見に行きました。
月見の森の中には至るところに広場があって、それらをつなぐ道が縦横無尽に張り巡らされているようです。
おいしい森広場への案内板 月見の森への階段
まずは一番近くにあるおいしい森広場へ向かうため、階段を登っていきました。
看板に「水晶の湯・月見台への散策道」とありますが、ここを通って温泉へ行くのは大変そうです。
山道の入り口には石灰帯 眼下に月見の森駐車場
階段を登り終えたら、つぎは豚熱対策の石灰帯を通って、山道を登り始めました。
眼下には、先ほどまでいた月見の森駐車場が見えます。
おいしい森広場とあずま屋
おいしい森広場の入り口 遠くに山の灯台を望んで
ということで、周辺の斜面にみかん畑があるらしい、おいしい森広場に着きました。
向こうの高台には、「山の灯台」と名付けられた赤い櫓(やぐら)が見えます。
階段を登ってさらに上へ 六角屋根のあずま屋
ただおいしい森広場は周りの斜面に木が生えており、見晴らしがよくないので移動することに。
さらに階段を登っていくと、屋根の形が六角形のあずま屋がありました。

振り返ると、広大な濃尾平野が広がっており、横一直線に揖斐川(いび がわ)が流れていました。
ただ曇り空のせいか、景色はすっかり霞(かす)んでいます。
飲んではいけない湧水
南濃四季の散策コースへ 奥へ続く石畳
あずま屋からは、さらに奥の方へ続く横がけ道を歩いていきました。
道端の「展望台」を指し示す立て札のとなりに石畳があったので、茂みの奥へ行ってみることに。

するとそこには、パイプから流れ落ちる湧水がありました。
念のため「湧水の水質について」の立て札を見ると、検出されてはいけない大腸菌が「検出」になっています。
この湧水を飲む場合は、一度沸騰させてからの方が良さそうです。
さらに月見の森を歩いていきます。
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