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【福井】鯖江市のうるしの里会館に行って その2 (越前塗山車会館と職人工房篇)

名所史跡めぐり
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台風一過の日曜日(2019.07.28)、どこか遠くへ行きたくなって、久しぶりに北陸自動車道に乗り、あてもなく福井県まで行ってきました。

鯖江インターチェンジで北陸自動車道を降りたら、「うるしの里」の案内標識が見えます。
ちょっと行ってみることにしました。

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うるしの里通り(県道105号線+県道18号線)を東へ向かっていたら、うるしの里会館があったので、中でうるし塗りの商品や展示、漆黒の茶室蒔絵の格天井を見て回りました。

越前塗山車会館と職人工房

さてうるしの里会館の中を見て回っていると、第3コーナー?に越前塗山車会館(えちぜんぬり だし かいかん)と職人工房の案内がありました。

作務衣

さらに職人工房の案内には、その日そこで実際に作業されている、2人の職人の方の写真が掲示されていました。

すぐ近くに、正面玄関とは別の出入り口があるので、そこから見に行けるようです。

外に出ると左側に間口の広い建物があって、手前が越前塗山車会館、奥が職人工房がになっていました。

本物の職人が交代で、職人工房

まずは奥の職人工房を見に行きました。

出入り口が、透明なガラス戸になっているので、外から中の様子がのぞけます。
工房の中では、掲示された写真と同じ職人の方が、座って作業をしていました。

うるし塗り

ただ職人工房は人気があるようで、2人の職人の方の前には、観光客が座っていました。
それぞれ職人さんから、何らかの説明を受けているようです。

邪魔をしては悪いので、隣を見に行くことにしました。

越前塗山車会館は、山車でいっぱい

越前塗山車の正面

越前塗山車の正面

というわけで、越前塗山車会館の中に入ってきました。
うるしの里の山車(だし)も巨大なので、建物の中は山車でいっぱいになっています。

山車とは、日本における祭礼の際に、引いたり担いだりする出し物のこと。
地方により、曳山(ひきやま)や祭屋台(まつりやたい)などとも呼ばれます。

この山車は、地元の伝統工芸士たちの技術の粋を尽くして作られました。

越前塗山車の天井

越前塗山車の天井

黒色や赤色の部位には、越前塗り(河和田塗り)が施(ほどこ)してあって、各所に四季の風景が描き込まれています。

背面には、大黒様と恵比寿様

越前塗山車の背面

越前塗山車の背面

さて 2階に上がるため、階段を登ろうと山車の後ろを通ったら、山車の背面に今にも動き出しそうな木彫りを見付けました。

ちらっと見たときは七福神かと思ったのですが、よく見ると打ち出の小槌を持った大黒様とタイを持った恵比寿様、それと番(つが)いのオシドリのようです。

塗装してあるようですが、色が着いていないのは、越前塗りを目立たせるためでしょうか。
もしかすると、彩色を担当する人が居なかったのかも知れません。

金箔張りの豪華な屋根

越前塗山車の屋根

越前塗山車の屋根

階段を登って 2階の通路に行くと、山車の屋根を間近に見られます。
屋根が金色なのは、金箔が張られているからだそうですが、何だか白っぽく見えます。

もしかすると屋根に張るということもあって、金の含有率がわずかに低いのかも知れません。

ちなみに屋根の一番てっぺんに 2つ付いているのは、アイボルトです。
山車の組み立ての際に、屋根を吊り上げるのに使うのでしょう。

 

お腹が空いたので、館内の喫茶店で昼食です。

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