台風一過の日曜日(2019.07.28)、どこか遠くへ行きたくなって、久しぶりに北陸自動車道に乗り、あてもなく福井県まで行ってきました。
鯖江インターチェンジで北陸自動車道を降りたら、「うるしの里」の案内標識が見えます。
ちょっと行ってみることにしました。
うるしの里会館のとなりに建っている越前塗山車会館に入って、展示されているうるし塗りの山車を見てきました。
軽喫茶「椀椀」で昼ごはん

お腹が空いたので、うるしの里会館の中にあった喫茶コーナー「椀椀(わんわん)」で、昼食を摂ることにします。
入り口に置いてある看板のランチメニューを見ると、次のような料理がありました。
- 山うにランチ*とろろいも
- 山うにランチ*温泉たまご
- 椀椀グリーンカレー
- 山うにうどん など

「山うに」とは何なのでしょうか、山で採れるウニのような食べ物なのでしょうか。
ただ間違いないのは、どの料理にも、もれなくミニバイキングが付いているようです。
郷土に受け継がれる薬味、山うに
レジの近くに行くと、その横に「山うに」についての説明がありましたが、手っ取り早くお店の方にその正体を尋ねてみました。

「山うに」とは、海底に棲むウニのことではなくて、古くから地元河和田(かわだ)地区に伝わる薬味なのだそうです。
どんなものなのか食べてみたいので、「山うにランチ*とろろいも」を注文しました。
ただイチ推し料理は、「椀椀グリーンカレー」というタイのスープ料理のようです。

注文した料理が出来上がるまでは、渡させた仕切り皿を持って、ミニバイキングで料理を盛り付けることになりました。
山うにランチ*とろろいも

仕切り皿に全7種類の惣菜をすこしずつ盛り付けて、中庭を眺められる席に座って待っていると、「山うにランチ*とろろいも」が届きました。

とろろごはんの真ん中に載っている、赤いものが「山うに」です。
そういえば何となく、瓶詰めの練りウニに見た目が似ています。
種を取り除いた柚子(ゆず)と福耳とうがらし、塩、鷹の爪を混ぜ合わせたものだそうです。混ぜて食べると、食べ慣れたとろろごはんが、さっぱりとした味になりました。
なおミニバイキングのお惣菜は、どれも美味しかったです。
壁一面のショーケース
お腹が一杯になったところで廊下に出てくると、壁一面がショーケースになっていました。
その中には、地元のさまざまな工房が作った製品が陳列されているようです。
立方体の置き時計
まず最初に目についたのは、ヤマト工芸の立方体の置き時計です。
文字盤が直角に曲がっていて、数字が側面にあるデザインなんて、はじめて見ました。
この時計から正確な時刻を読み取るのは難しいので、ゆったりとした時間を過ごしたい人に、向いているのかも知れません。
なお木の素材は選べるようです。
木のUSBメモリー
一般的に USBメモリーの外側はプラスチック製ですが、Hacoa(ハコア)は木製です。
形状がいくつかありますが、気になったのは Monaca(モナカ)です。

もちろんストラップも付けられますし、有料ですが名前も入れてもらえます。
素材にメープル(かえで)を選べば、本物と間違えて口に入れてしまうかも知れません。
最近の USBメモリーは膨大な容量があるので、一度買えば買い換える必要がなさそうです。
こういうことで遊ぶのも面白そうです。
あとがき
うるしの里会館では、伝統的なうるしの技術を紹介しているだけかと思っていたら、うるしに限らず先進的なことも紹介されていて、いろいろと楽しめました。
鯖江(さばえ)にはメガネ以外にも、楽しいことがたくさんありそうです。
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