ボクは以前、東京の会社に勤めていたのですが、将来的には岐阜県に帰るつもりでした。
もうそろそろ潮時かと思って、会社を辞めることにしたのですが、その当時、岐阜県の関ヶ原町あたりには、コンピューター関連の仕事がなさそうでした。
ということで、何か別の技術を身に付けたいと思い、1年間、長野県にある職業訓練学校に通ったことがあります。
本屋で立ち読みしていたら

ある日のこと、いつものように会社の帰りに、本屋に立ち寄って本を立ち読みしていると、木工で生計を立てている人の話が載っていました。
その本によるとその人は日々、木製の家具などを作りながら、悠々自適のスローライフを楽しんでいるとのことでした。

その木工の技術をどこで習ったのかというと、長野県木曽郡上松町(きそぐん あげまつちょう)にある、長野県上松技術専門校という職業訓練学校であると書かれていました。
職業訓練学校とは
職業訓練学校とは、職場で働くための技術を訓練してくれる学校です。
技術を習得することで就職を有利にし、さらに即戦力として働けるようになることを目的にした公的施設です。

通常、雇用保険の失業給付を受けるためには、日々就職活動を行い、その状況を定期的にハローワークに行って、雇用保険受給資格者証を提出し、報告する必要があります。
しかし、ハローワーク(職業安定所)でちゃんと手続きをして、職業訓練学校に通学すればその在学中、定期的な報告をすることもなく、失業給付を受け続けられます。
雇用保険の失業給付を受けるためには、法律に定められた要件があります。
詳しくは、ハローワーク(職業安定所)でお尋ねください。
資料の取り寄せ&出願書類の提出
ボクは、木工の技術を身に付けたかったので、いろいろとインターネットで学校を調べた結果、木工科のあった長野県伊那技術専門校に資料請求をしました。
長野県伊那技術専門校は廃校になって、別の学校になっています

届いた資料で応募資格などを再度確認した後、まずはハローワーク(職業安定所)に行って職業相談を受け、その学校を受験したい旨を報告しました。
もちろん出願書類は、ハローワークの指示にしたがって提出しました。
しばらくして受験日が迫ってくると、お待ちかねの受験票が、自宅に届きました。
ハローワークの指示を受けないで、出願書類を提出すると、雇用保険の失業給付を受けられないので注意しましょう。
久しぶりに入学試験を受ける

入学試験は、長野県の学校内で午前中から行われました。
前日に長野県伊那市まで行って旅館に宿泊し、早朝の路線バスで学校に向かいました。
筆記試験と面接がありましたが、それほど難しいものではありません。
木工科なので、筆記試験は図形を使った IQテストのようなものでしたし、面接は木工科を受験した理由を試験官の質問に従って、快活に答えればいいだけでした。
ただ、久しぶりの受験だったので、すごく緊張してしまいました。
合格通知が届いたら、上司に退社を伝える
合格通知が自宅に届いたのは確か、2月末ごろでした。

その次の日は、別のビルに行く予定でしたので、早朝会社に出勤して、職場の上司に会社を辞める旨を伝えました。

もちろん、ハローワーク(職業安定所)にも、合格した旨を報告しに行きました。
すると、雇用保険の失業給付の手続きの都合上、早めに退職する必要があるとのこと。
就業規則に定められた最短の日数で、慌ただしく会社を退職してしまいました。
職場の上司には、ちょっと申し訳なかったですね。
あとがき
会社に勤めている状態で、職業訓練学校の合格通知が届くと、急に慌ただしくなりました。
公的手続きだけでなく、いろいろと準備をしなければなりませんでした。

また、職業訓練学校の近くに信州大学農学部があったので、早めにアパートを予約しようと、休みを取って、日帰りで長野の不動産屋まで行ったりもしました。
なお職業訓練学校での 1年間は、それまで知らなかった技術を学べるのは、もちろん、いろんな年代のいろんな経歴の人と話せて、とても楽しかったです。

ただ紆余曲折の末、結局まったく違う職業に、就いてしまいましたけどね。
コメント