時代劇の撮影にもよく使われる、八幡堀(はちまんぼり)の水辺の風景でも撮影しようと、久しぶりに滋賀県の近江八幡市(おうみはちまんし)に行ってきました。
まずは、日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)にお参りするため、車のまま鳥居をくぐって、八幡堀に架かる橋を渡り、運良く空いていた参道の脇のスペースに車を停めました。
日牟禮八幡宮の中に人は少なく

日牟禮八幡宮の神門
まだ夏休み期間中ということもあり、参道の脇には大量の車が停まっていました。
しかし、日牟禮八幡宮の中を見ると、人影も疎(まば)らです。
車を停めているみなさんの目的は、八幡堀やその周辺を観光することであって、日牟禮八幡宮にお参りすることではないのでしょうね。
参道の脇は、市営駐車場と違って無料で車を停められるので、次から次と車が絶えません。
まあ、ボクも似たようなものなので、責められませんが……
外国の方の嫌に早い二拍手
せっかく近江八幡まで来たのですから、まずは日牟禮八幡宮にお参りします。

日牟禮八幡宮の拝殿
神門から入って、左にある手水舎(てみずや)で手と口を清めていると、拝殿の方からパンパンと、嫌に早い二拍手が聞こえました。
見た目と喋っている言葉から想像すると、どうやらアジア系の外国人のようです。
神社の参拝の作法である「二拝二拍手一拝」は、ガイドブックや神社の説明書きを読んで判っていても、本来のゆっくりしたテンポは判らないようでした。
本殿の裏手に大岩
では、参拝に行きます。
日牟禮八幡宮は本殿の真ん前まで行けるので、いつも本殿の前まで進んで拝礼します。

日牟禮八幡宮の鏡池
ただその時は先客が居ましたので、少し時間を潰すため、本殿の裏手を見に行きました。
するとそこで、次の 2つのものを見つけました。
- 長命寺までつながるという鏡池(長命寺とは、日牟禮八幡宮から北北西の方角にある山寺)
- 鏡岩または屏風岩と言われる大岩(その岩は、本殿を護っているとされる)
この鏡池で、水に浮かべると文字が浮き出てくるおみくじとかすると、流行ると思うのですが……。
なお、本殿での参拝を済ませたら、今度は八幡山の方へ向かいました。
八幡山ロープウェイに乗って♪

八幡山ロープウェイ公園前駅
では、八幡山の山頂まで上ります。
ただ、歩いて登るのはキツイので、もちろん八幡山ロープウェイに乗っていきます。
閑散時は 15分ごとの発車なのですが、繁忙時は 5分ごとの発車になるそうです。
ちなみに、この八幡山ロープウェイは近江鉄道の直営なので、ゴンドラの側面には鉄道むすめ「豊郷あかね」のラッピングがされていました。
約 4分間の空の散歩

八幡山ロープウェイ出発後
では、八幡山ロープウェイに乗って、山頂へ向けて出発です。
ゴンドラは出発すると、あっという間に、地上からかなりの高さまで上がります。

碁盤の目状に整備された近江八幡の町
ところで、ふもとを通る道がまっすぐだと思いませんか?
安土桃山時代、八幡山に居城を構えていた、豊臣秀次(とよとみ ひでつぐ)によって、城下町である近江八幡は、道が碁盤の目状に整備されました。
豊臣秀次とは、豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)の後継者だったのですが、秀吉に嫡子秀頼(拾)が生まれたせいで、後継者の座を追い落とされた人です。
八幡山の山頂に異変!

八幡山ロープウェイの山頂駅
いざ八幡山の頂上に到着してみると、何だかゴチャゴチャしていて、おかしな感じです。
以前と比べて、何だか雰囲気が変わってしまいました。
次回は、山頂の八幡山城跡をめぐります。

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