時代劇の撮影にもよく使われる、八幡堀(はちまんぼり)の水辺の風景でも撮影しようと、久しぶりに滋賀県の近江八幡市(おうみはちまんし)に行ってきました。
日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)を参拝し、八幡山ロープウェイで山頂駅まで上りました。
久しぶりに八幡山城跡(はちまんやまじょうせき)を見て回ります。

お願い地蔵尊

八幡山ロープウェイの八幡山城跡駅
八幡山ロープウェイの頂上駅を出発し、参拝順路に従って歩いていきます。
- お願い地蔵尊の看板
- 沿道の地蔵たち
- お願い地蔵尊を祀る地蔵堂
歩き出してすぐ、最初に目にするのが、お願い地蔵尊を祀る地蔵堂です。
地蔵堂の中をのぞくと、壁際に小さな地蔵がたくさん並べられていました。
お願い地蔵尊の謂(いわ)れがどこにも無かったので、なぜこのような地蔵堂があるのか判りませんでしたが、きっと何かご利益があるのでしょうね。
眺めが素晴らしい西の丸跡へ

八幡山の分岐点(左)西の丸跡、出丸跡(右)村雲瑞龍寺、北の丸跡
地蔵堂の脇を通り抜けて登っていくと、分かれ道があります。
先に琵琶湖を見たかったので、村雲瑞龍寺への参拝は後回しにして、左の道に進みました。

八幡山城跡の西の丸跡
さて、西の丸跡に来ると一気に視界が開け、琵琶湖まで見渡せるようになります。
ただ、以前はなかった「LOVE」のモニュメントが設置されていました。
東京の西新宿にも、同じ形で真っ赤なものがありますが、なぜこんなところに?
なおボクが到着したときは、先客が記念撮影の真っ最中だったので、遠慮しておきました。
ちなみに出丸跡へは、入り口に通行止めのロープが張られていたので、行くことはできませんでした。
台風20号の影響をもろに受けた北の丸跡

八幡山城跡の北の丸跡
続いて時計回りに山道を歩いていくと、北の丸跡に到着しました。
前日の台風20号のせいだと思うのですが、「北の丸址」の立て札が倒れていました。
ちょっと簡易的に立て直してみたのですが、いかがでしょうか?

八幡山城跡の北の丸から琵琶湖を見て
ハート型をした金属製のオブジェのお蔭で、北の丸から琵琶湖は見えにくくなりました。
しかし内陸の方は、依然として素晴らしい景色を堪能できます。
もと本丸があった村雲瑞龍寺へ

八幡山の分岐点(左)村雲瑞龍寺(右)北の丸
さらに時計回りに道を下ってくると、村雲瑞龍寺への参道が現れます。

村雲瑞龍寺の山門(本丸の虎口だった場所)
参道の石段の先には、後に再建されたのでしょうか?立派な山門が建てられています。
元々、八幡山城の本丸が建っていた場所なので、今なお石垣が往時の姿を残しています。

村雲瑞龍寺の境内
石垣の上は、村雲瑞龍寺の境内になっていて、お寺の建物がいくつも建っています。
なお、本堂内部の拝観や御朱印は有料ですので、受付でお願いする必要があります。
金生稲荷までハートの絵馬

金生稲荷
さて、村雲瑞龍寺の境内を右へ歩いていくと、金生稲荷(きんしょういなり)があります。
鳥居から建物まで何もかもが、すべて金色で統一されています。
この神社は、金を生むお稲荷さんなので、基本的には商売にご利益があると思うのですが、さまざまな願いごとの絵馬が奉納されているようです。
なおその横には、最近テレビで見かけるハート型の絵馬も奉納してありました。
願い事は見なくても、ある程度想像できます。
すっかり寂れた二の丸跡

八幡山の展望館
村雲瑞龍寺から下りてくると、最後に二の丸跡に建つ展望館があります。
展望館の中はガランとしていて、二階に上がれなくなっていました。
以前来たときには、お土産が売っていたのですが、ふもとの売店に集約されたようです。

八幡山の展望館の外
展望館の中を通り抜けて外に出ると、ここにもハートのオブジェが鎮座しています。
以前はもっと観光客がいたのですが、すっかり寂しい場所になってしまいました。
歩いて下山
最近山の上に上がると、見晴らしのいい場所はどこも「恋人の聖地」になっていています。
まるで「恋人の聖地」の大安売りです。
申し訳ないですが、そんな恥ずかしいところ、たぶんもう二度と行きませんよ。

八幡山の下山道
ということで予定通り、帰りは山道を歩いてふもとまで下ります。
次回は、八幡山の山道を下る話です。

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