時代劇の撮影にもよく使われる、八幡堀(はちまんぼり)の水辺の風景でも撮影しようと、久しぶりに滋賀県の近江八幡市(おうみはちまんし)に行ってきました。
八幡山ロープウェイで山頂駅まで上って、八幡山城跡(はちまんやまじょうせき)を見て回りました。
帰りは歩いて、八幡山を下ります。

八幡山の下山道へ

八幡山の下山道(左)展望台への上り階段(右)下山道
八幡山の下山道(登山道)は、八幡山ロープウェイ山頂駅から見て右の、展望台へと続く階段の脇から始まります。
ふもとまでは、およそ30分の道のりのようです。
下山道を歩いて下りる人は、あまり居ないので、手を抜いているのでしょうか?
出発地点のブロックで作られた階段は、何だか今にも崩れそうです。
では、最近のスポーツ選手の決まり文句のように、楽しんで下りたいと思います。
不動明王の鳥居

村雲瑞龍寺を案内する門(山頂を振り返って)
しばらく八幡山の下山道を下りていくと、黒い木製の門をくぐり抜けました。
なぜこんなところに、道案内があるのかというと、道が二手に分かれているからです。

大日大聖不動明王の鳥居
もう一方の鳥居の先には、大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)をお祀りしたお堂があるようです。
参道が曲がっているので、先がどうなっているのかは判りません。
しかし、これも何かの縁なので、奥にあるお堂まで行ってみることにしました。
不動明王へと続く崩れかけの参道

大日大聖不動明王への参道
大日大聖不動明王を祀るお堂へと続く参道は一応、コンクリートで舗装されています。
しかし舗装の下の土砂が、雨水で流されてしまい、コンクリートがひび割れだらけです。
コンクリートの上を歩くのは危ないので、のり面側の土があるところを歩いていきました。
- 参道の途中の祠その1
- 参道の途中の祠その2
なお参道の途中には、屋根がついた祠もありますので、休憩や雨宿りもできそうです。
ボクが歩いていったときには、たまたま上半身ハダカの男性がウロウロしていました。
右へ行ったり左へ行ったり、何をしているのかちょっと怖かったのですが……。
今思い返すと、山水に浸したタオルで、汗だくになった体を拭いていただけのようです。
最初見たときは、そこで暮らしている仙人が、下りてきたのかと思いました。
断崖の上に建つ不動明王のお堂

脇道には出世不動明王も
さて、最後の石段を登っていきますが、その前に出世不動明王にお参りしておきました。
ボクは、個人事業のフリーランスなので、たぶん出世はしないのでしょうけどね。

大日大聖不動明王の受付
透明な波板の屋根の下を歩き、無人の受付の横を通り抜けて、さらに登って行きます。

大日大聖不動明王のお堂
最後に、古いアパートの横などについている鉄製の階段を登ると、大日大聖不動明王がお祀りされているお堂に到着しました。
実はこのお堂、断崖(だんがい)に鉄骨で土台を組んで、その上に建てられています。
手すりは新しそうに見えましたが、長居すると怖いので、すぐに下りてしまいました。
八幡山を下山
では、大日大聖不動明王の鳥居のまで戻って、本格的に八幡山の下山道を下りていきます。

八幡山の下山道に残る石段
八幡山の下山道(登山道)って考えてみれば、そもそも八幡山城へ登るための道ですよね。
人があまり通らなくなって荒れていますが、古い石段がところどころに残っています。

八幡山の分岐点(左)八幡神社(右)八幡公園(迷ったときは竹ぼうきが決めてくれます)
最後の分かれ道では、一体どちらに行けばいいのか、しばらくの間迷ってしまいました。
結局は、どちらでも大差が無さそうなので、ボクは八幡神社に行くことにしました。
つぎはどこに行こうかな?

日牟禮八幡宮の登山口(奥に見えるのが本殿)
なだらか尾根道を下っていくと、着いたところは日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)の本殿から南東に抜ける道の端でした。
そういえば、下山道の最後の方で岩場を歩いたのですが、あれは本殿の後ろの鏡岩(屏風岩)の上を歩いていたのかも知れません。
鏡岩や屏風岩と呼んでいますが、薄っぺらな岩ではなく、巨大な岩盤のはずですからね。
つぎは、かわらミュージアムに行くとしますか。

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