時代劇の撮影にもよく使われる、八幡堀(はちまんぼり)の水辺の風景でも撮影しようと、久しぶりに滋賀県の近江八幡市(おうみはちまんし)に行ってきました。
かわらミュージアムを一通り見学し、屋根の上に乗っている粘土人形も探し終わりました。
つぎは、お昼ごはんを探しに行きます。

かわらミュージアムの敷地にある飲食店
実は一番最初に、かわらミュージアムの中庭に入ってきたときから、気になっていた飲食店があったのです。
おばあちゃんと孫が話しながら、その飲食店でお昼ごはんを食べようと歩いていくところに、偶然通りがかっていました。
その後、粘土人形探しで脇道を歩いているときにも、その飲食店の看板を見ました。
人でも建物でも、何度も何度も見ると、なぜか親近感を覚えるものです。
これから他を探すのも面倒なので、まずはその飲食店の外のメニューを見てみました。
瓦づくしの喫茶瓦亭

喫茶瓦亭の入り口付近
その飲食店の名前は、「喫茶瓦亭(きっさ かわらてい)」といいます。
かわらミュージアム脇の喫茶店だけあって、いたるところに瓦の装飾が施されています。
また八幡堀へと続く階段の脇にある、プランターの上の地味な看板は、木製の桟瓦の表面に粘土で「瓦亭」と書かれています。
外に置いてあるメニューを見ると、喫茶店なのでカレーライスとかチャーハンのような、軽い食事しかないようでしたが、入ることに決めました。
近江牛カレーライスを注文

喫茶瓦亭の内部
喫茶瓦亭の店内に入ると、すでにお昼どきを過ぎていたせいか、お客さんは他に居ません。
改めてメニューを確認し、おいしそうな近江牛カレーを注文して、しばらく待ちました。

喫茶瓦亭のお土産コーナー
お店の中も、そこかしこに瓦が散りばめられています。
また、かわらミュージアムと同じく、こちらのお店でも粘土製のお土産が売られています。
なお窓から外を見ると、八幡堀の景色を眺められます。

喫茶瓦亭を八幡堀から見て
八幡堀の向こうに見える石段には、疲れた観光客がスマホを見ながら、集団で気だるそうに座っていました。
添えられたローズマリー
しばらく待っていると、ようやくテーブルに近江牛カレーライスが届きました。
見ると、お皿の縁に生のローズマリーの茎が乗っていました。
お店の方によると、ローズマリーは香辛料や薬草として使われる植物で、口に含むと甘い香りと爽やかな苦味を感じ、老化防止の効果があるそうです。
肉や魚の臭みを消すのによく使われるので、何か別な意味のメッセージを含んでいるのかも知れません。
思い過ごしならいいのですが……。
近江牛カレーライスの味
さて、近江牛カレーライスを食べてみました。
一番重要なカレーの味はコクがあって大変おいしく、またごはんも炊き加減がよくて、スプーンを動かす手が、なかなか止まりません。
ただ、ボクの好みなのですが、近江牛がスライス肉であったことと、大きめに切られた野菜のうち、焼き玉ねぎと生の赤パプリカだけ、あまり火が通ってなかったことが残念でした。
大きめの具材は、生に近いとスプーンで切ることが難しく、食べにくいからです。
小さく切っておくか、スプーンで切れるぐらいまで柔らかくしてもらえると嬉しいです。
あとがき

八幡堀をめぐる舟
久しぶりに近江八幡を歩いてみました。
観光客があまり行かない場所を好んで歩いたので、空いていてすごく快適でした。
ただ八幡山の山頂が、変わり果てた姿になってしまったことは、非常に残念です。
またいつの日か、復旧されることを祈っています。
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