以前、滋賀県長浜市西浅井町(ながはまし にしあざいちょう)の県道286号線を、南から北へ走っているとき、道端に「山門水源の森(P)」の案内板を見掛けました。
道路の脇を見ると、駐車場があって数台の自動車が停まっており、そこから森の奥へと道が続いているのが見えます。
その日は帰る途中だったので、そのまま通り過ぎたのですが、後日改めて訪れてきました。
川上へ水源を探しに行くのかと思ったら、湿原の風景を眺められるハイキングコースでした。
山門水源の森へ
山門水源の森は、国道8号線を滋賀県から福井県に向かって登っていき、途中の丁字路で曲がって、県道286号線を南下したところの西側にあります。
国道303号線の交差点「永原」で北に曲がって、しばらく北上しても行けます。

山門水源の森の入り口(奥が北)
駐車場のスペースは結構広いので、結構な台数の自動車が停められそうです。
ちなみに隣は西浅井斎苑という葬儀場になっているので、そこへの出入り口を塞がないようにする必要があります。
山門水源の森への導入路

山門水源の森の導入口
山門水源の森へと導く道は、駐車場のすぐ横から始まります。
その入り口には、判りやすいように杭が並べてありますが、かなり古びていました。

山門水源の森の案内板
突き当りまで歩いていくと、今度は山門水源の森の案内板が立てられています。
そこには主要なハイキングコースの地図と所要時間、見どころが写真付きで載っていました。
なお山門水源の森は保安林なので、動植物の採取は禁止されています。
靴の裏を洗ってから

山門水源の森の注意書き
さらに山の奥へ歩いていくと、山門水源の森へ入るに当たっての注意書きがありました。
- 生物多様性を維持するため、昆虫と植物の採集はできません。
- 外部から植物のタネを持ち込まないため、靴の裏を洗ってから入山してください。
最近は、外来生物(外来種)によって引き起こされる、在来生物(在来種)への深刻な悪影響が心配されています。

洗い場
ということで、すぐ横にあった洗い場に行って、備え付けのブラシで靴の底を洗うことに。
初めてだったので、ちょっと手間取りましたが、良い経験になりました。
森の楽舎で、入山届と協力金

やまかど・森の楽舎
さて山門水源の森に入るには、協力金が必要です。
小銭入れから取り出して、やまかど・森の楽舎(まなびや)へ支払いに行くと、詰めていたボランティアの方が話しかけてきました。
協力金の支援と入山届の記入をお願いしたいとのこと。
名前と大まかな住所、入山時刻を記入して、「ブナの森コース」に丸をしました。

山門水源の森のコース案内
すると、代わりに「山門水源の森」の折りたたみ式パンフレットを下さいました。
丈夫な厚めの紙に印刷されているので、多少汗をかいても大丈夫そうです。
入山前にトイレを済ませて

山門湿原の案内板とトイレ
山門水源の森のハイキングコースの入り口へ歩いていくと、山門湿原の案内板があって、その後ろにはトイレの建物がありました。
山門水源の森は保安林になっており、途中にトイレがないので、やむを得ない場合を除いて、山中で用を足すのは控えなければなりません。
不測の事態に備えて、入山前に用を済ませておきました。
いよいよハイキングコースを歩きます。

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