以前、滋賀県長浜市西浅井町(ながはまし にしあざいちょう)の県道286号線を、南から北へ走っているとき、道端に「山門水源の森(P)」の案内板を見掛けました。
駐車場には数台の自動車が停まっており、そこから森の奥へと道が続いているのが見えます。後日改めて訪れると、湿原の風景を眺められるハイキングコースでした。


山門水源の森のコース案内
(1)森の楽舎から沢道コースを歩いて山門湿原まで行き、そこから湿原のほとりを南の方へ進んだ後は、(13)展望台から山を(12)南部湿原展望台から南部湿原を眺めました。
本格的に登山道へ
- 長い丸太階段
- なだらかな道も
- 雨水の流れた跡
それではいよいよ「ブナの森コース」を登っていきます。
これまではなだらかな道ばかりでしたが、ここからは本格的に登山道が始まるようです。
急な坂道や、雨水が流れたせいで地面が空堀のようになっている場所もありましたが、歩きやすいように丸太階段が設けられ、倒木などは取り除かれていました。

南分岐(奥)ブナの森コース(右)四季の森コース
楽しく登っていると、南分岐に到着しました。
四季の森は落葉広葉樹が多いので、四季の移ろいを楽しめ、新緑も紅葉も見事だそうです。
しかし今回は守護岩を目指して、さらに登っていきました。
ヒノキの森と小窓展望所?
- ヒノキの森
- 白い石とヤマウルシ
- 苔むす木
南分岐からすこし登ると、あたり一面にヒノキが植えられたヒノキの森に着きました。
ただヒノキとスギノキはよく似ているので、あまり区別できていません。
それもそのはず、むかしは科が違ったのに、現在はどちらもヒノキ科に分類されています。
一応、樹皮の見た目や葉先の尖り具合で区別できるそうですが、慣れないと難しそうです。

小窓展望所?、行市山
さらに登ってくると、小窓展望所らしき場所に着きました。
小窓展望所と言う割にはよく見えるので、もしかしたら違うかも知れません。
大岩が密集する尾根
- 小山の上に大岩が
- 急坂を登ってくると
- 大岩の近くに
山を登るにつれて、何だか道が急になってきたようです。
見上げると尾根の上に、いくつもの大岩がひとつ所に転がっていました。
怖いのでさっさとその下を通り抜けたのですが、道が曲がっていたので、いつの間にか先ほどの大岩の近くまで登って来てしまいました。
- 尾根の上の大岩
- 大岩から道を見下ろして
- 登山道へ戻ります
折角なので、恐る恐る大岩の上まで乗りに行ってきました。
断崖の上の大岩ではなく、すぐ下に斜面が見えているので、あまり怖くはありません。
このあたりににある大岩は、何だか人為的に加工されているように見えます。
もしかすると、古墳の石室だったのかも知れません。
無数の岩が散らばる斜面
- 丸太階段
- 広葉樹の森
- 岩が転がる斜面
ふたたび登り始めると、針葉樹が次第に疎(まば)らになって広葉樹が増えていき、そのうち広葉樹ばかりになりました。
植生が変わったので、けっこう標高が上がったようです。
すると今度は無数の岩が斜面に散らばっている場所に来ました。
岩の間を登って反対側の谷の下をのぞくと、中腹に巨大な岩が埋まっていました。
やっぱり何かの遺構があったのではないでしょうかね。
さらにブナの森コースを歩きます。

コメント