TBSテレビの「がっちりマンデー!!」を見ていたら、「地元調味料」特集をしていました。
自宅で料理する機会が増えたので、同じ味付けに飽きた人たちが地方の調味料を取り寄せているのだとか。
それら地元調味料の中に、広島県広島市にあるヤマトフーズが開発したレモスコがありました。
小さなビンに詰めて売ることで、お土産として買って帰りやすく、売上を伸ばしているそうです。

そもそも小さなビンに詰めたのは、タバスコの方が先なのですけどね。
もしかするとタバスコのように全国区となる日も、そう遠くないのかも知れません。
レモスコは、あの調味料に似ている
レモスコは、超有名なロングセラー調味料のタバスコに似ています。
商品名もビンの形も似ていますが、社長は「パクリではない」といっています。
レモスコの名前は、原料であるレモン+酢(す)+コショウに由来しています。
広島では、唐辛子のことをコショウとも呼ぶそうです。

レモスコは、レモン果汁に唐辛子を混ぜ合わせた調味料です。
唐揚げやピザなどに掛けると、酸味と辛さが相まって、たいへん美味しくなります。
スタジオでは、唐揚げにレモスコを掛けて食べていました。
味の相性が良いそうで、レモンの酸味のあとにピリッと辛さが来るのだとか。
レモスコで大切なのは、味見
レモスコの製造工程は、至って簡単です。
撹拌機に青唐辛子と塩、酢、さらに大量のレモン果汁を入れて、しっかり混ぜ合わせるだけです。

ただ辛味は測定器で数値化できないので、「官能検査」とよばれる味見が重要になります。
最終的な味は、複数の人間が実際に舌でなめて確認するのです。
酸味や甘味には測定器があるので、酸味度や糖度として測れます。
ところが辛味とは痛さなので現状、測れる測定器がありません。
なおレモスコは、酸味:辛味 = 4:3 に調整されています。
辛味に関しては測定できないので、感覚的なものだと思われます。
売れだしたキッカケは?
レモスコは発売当初、まったく売れなかったそうです。
ところが小谷サービスエリアで売れ始めたことがキッカケとなり、売れ行きが急増しました。
小谷サービスエリアは、山陽自動車の道路休憩施設。東広島市にある。

小谷サービスエリアは、広島市街地から広島空港へ向かう人たちの通り道にあります。
広島市街地へ観光や出張に来た人たちが、こぞってお土産を買っていきます。
コンパクトな箱に入ったレモスコが、他県に無いので珍しく、持って帰るのに都合良かったのでしょう。
パッケージが黄色いので、お店の中で目立っていたのかも知れません。
あとがき
レモスコのパッケージの裏を見ると、広島の名産である牡蠣やお好み焼きに合う、と書かれています。
そのせいか牡蠣やお好み焼きを扱う飲食店の中に、置いてくれるところも増えてきたのだとか。
テレビでも放送されたことですし、益々レモスコの認知度が上がっていくに違いありません。
ちなみにレモスコには、関連商品もあるそうです。
今後はレモスコ味のお菓子など、コラボ商品も見掛けるようになるかも知れません。
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