滋賀県彦根市(ひこねし)には山崎山があって、山頂には山崎山城跡があります。
県道2号線を南から彦根へ走っていると、水道貯水タンクが 2つある山なので、ずっと気になっていました。
ということで、山崎山の山崎山城跡に登ってきました。
ついでに延寿禅寺や稲村神社を巡りつつ、荒神山にも登っています。

山崎山に登って、山崎山城跡を見てきました。
田園地帯を延寿禅寺へ


さて山崎山から下ってきたら、今度は荒神山ふもとの延寿禅寺へ向かって、田園地帯を歩いていきました。
延寿禅寺の派手な看板から、集落の中へ入っていきます。


参道の途中には、「延壽禪寺」と刻まれた石標がありました。
石標はもともと、集落の入り口に建てられていた四足門(よだしもん)の礎石だったそうです。


延寿禅寺山門まで来ると、門前に「見聞知」と刻まれた石碑が置かれていました。
仏さまは、あなたのすべてを見て聞いて知っておられる、という意味のようです。
延寿禅寺にお参りして


苔むして滑りやすくなった石段を登っていくと、程なく延寿禅寺本堂に着きました。
織田信長によって焼かれたそうですが、永源寺より招いた禅師によって禅寺として復興したそうです。


本堂の向かって右側には、趣のある葦葺き屋根の鐘つき堂もありました。
ちなみに鐘つき堂の脇を通って裏山に登ると、西国三十三ヶ所観音めぐりができるようです。


鐘つき堂の近くには、足腰に良いとされる、お釈迦さまの足跡をかたどった仏足石が置かれていました。
お釈迦さまの弟子のうち特に優れた 16人も、十六羅漢像として安置されています。
稲村神社への道


さて延寿禅寺から庫裏前を通って舗装道路を下ってくると、稲村神社を指し示す案内板がありました。
案内板は谷側を向いているので、危うく見逃してしまうところです。


ということで、稲村神社への道を歩いていきました。
はじめのうちは平坦な道ですが、獣害防止柵の扉を通り抜けると、急勾配の石段が始まります。


石段を登りきったあとは、地元の方のウォーキングコースになっている車道を登っていきました。
程なくして稲村神社の参道入り口に着きます。
稲村神社にお参りして


稲村神社は山の上にあるにしては、広い境内を持つ神社でした。
参道を進んでも進んでも、なかなか社殿が見えてきません。


鳥居をくぐり石畳の上をしばらく歩いていくと、ようやく稲村神社の社殿にたどり着きました。
新しく建て直された社殿なのか、あまり古びた様子がありません。
飛鳥時代に、常陸国久慈郡稲村(茨城県常陸太田市)の稲村神社から分霊した神さまを、祀ったのが始まりとか。
戦国時代に兵火にさらされて、山上の現在の地に遷(うつ)ったそうです。
つぎは荒神山を登っていきます。
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