滋賀県長浜市木之本町(ながはまし きのもとちょう)にある賤ヶ岳(しずがたけ)に、久しぶりに登ってきました。
過去には、余呉湖(よごこ)の南端にある余呉湖荘脇登山口から登ったり、賤ヶ岳リフトに乗って登山道の途中から登ったりしています。
今回は JR北陸本線の余呉駅の近くにある江土登山口から、尾根伝いに歩いて賤ヶ岳山頂を目指しました。
余呉湖観光館の駐車場へ
以前 Googleストリートビューで余呉湖周辺を調べていたら、余呉湖の北東のあたりに賤ヶ岳への登山口を見付けました。
いつか登ろうと思っていたのですが、新緑が美しい季節になってきたので、その登山口から登ってみることにします。
国道365号線の交差点「余呉湖口」で西に曲がり、余呉湖観光館駐車場に車を停めました。
JR余呉駅周辺には、駅利用者や観光客のための無料駐車場がいくつかあります。
その中でもここは、食堂やお土産売り場、公衆トイレがあるので、他に比べて便利です。
なだらかな賤ヶ岳山頂コース

余呉湖周辺の地図(JR余呉駅の向かいの看板)
今回は余呉湖の東側にそびえる山々の尾根伝いに歩いて、賤ヶ岳の山頂を目指します。
距離はかなり長そうですが、その分道がなだらかになっているので、歩きやすそうです。
また所どころに、賤ヶ岳の戦いに関連した見どころもあるので、楽しめそうです。

賤ヶ岳江土登山口
まずは駐車場から山沿いの道に出て、集落の中を北東の方角へ歩いていきました。
親切なことに「賤ヶ岳登山口」を示す看板がたくさんあるので、迷うこと無く行けます。
キリシタン大名高山右近の岩崎山砦跡

岩崎山砦跡(北から南に歩いているので、地図は北が下に)
毎回、登り始めは体が鈍っていてきついのですが、新緑の中を休み休み登っていきます。
するとあっけなく岩崎山砦跡に到着してしまいました。
岩崎山砦跡は、キリシタン大名として有名な高山右近が、賤ヶ岳の戦いのときに陣を構えていた場所です。
NHK の大河ドラマ「軍師官兵衛」では、生田斗真さんが演じていました。
設置してある地図には、現在地がどこだか示してありません。
あたりを見回してみたのですが、それらしい地形が判らなかったので、先を急ぎました。
ハイキング中の親子連れ
- 大岩山1.0キロメートル
- 賤ヶ岳 3.2キロメートル
- 賤ヶ岳 2.8キロメートル
遠くを目標にするとやる気がなくなるので、とりあえずつぎは大岩山を目指して歩きます。
賤ヶ岳山頂コースは地面の様子を見ると、人気のあるコースなのだと思われます。
多少の起伏こそありますが、比較的緩やかなので楽しく歩いていけます。
途中で小学生を連れた親子連れを見掛けました。
ちょっとお母さんが辛そうでしたが、ハイキングするにはもってこいのようです。
大岩山砦跡に作られた中川清秀の墓
- 階段を登って
- 崖から落ちないように
- 中川清秀主従の墓へ
途中で林道を歩くことになりますが、丸太の階段を上がってふたたび登山道に戻ります。
しばらく歩いていくと、中川清秀の墓への分岐点に差し掛かりました。

大岩山砦跡
この場所は大岩山砦跡とよばれ、賤ヶ岳の戦いのときに中川清秀が陣を構えています。
急場しのぎで造った仮の砦だったので、柴田勝家軍の佐久間盛政に攻められるとすぐに落ちてしまいました。

中川清秀の墓へ
寄り道して山頂にたどり着けないと本末転倒なので、帰りに立ち寄ろうと思っていたのですが、別の登山道を下って帰ったので結局見にいっていません。
さらに賤ヶ岳山頂に向かって登っていきます。

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