滋賀県長浜市石田町(ながはまし いしだちょう)といえは、石田三成(いしだ みつなり)の出生地として、知っている方も多いのではないでしょうか。
すぐ近くには南北に長く連なる横山があって、その山頂には40ヶ所以上もの曲輪からなる山城、横山城址があります。
山頂までハイキングコースが整備されているようなので、くるっとひと回りしてきました。

三成と秀吉が出会った観音寺へ
横山の東側からも横山城址に登れるようなので、まずは滋賀県米原市朝日(まいばらし あさひ)にある観音寺へ向かいました。
観音寺は、寺小姓であった石田三成と、鷹狩りの帰りに立ち寄った豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)が初めて出会った場所であり、「三献の茶」の逸話が残っています。

観音寺の山門の奥にある駐車場に行こうとしたら、駐車場の片隅に小型ショベルカーが停めてあって、工事中のようだったので、今回は他の駐車場へ行くことにしました。
横山の西側の駐車場へ
横山の西側には案内こそありませんが、登山者用だと思われる駐車場があります。
最初は旧トンネルを通って行こうかと思ったのですが、そこは通行止めになっていました。
仕方ないので、新しいトンネルを通って駐車場へ行くことに。

横山の西側にある駐車場に着くと、すぐ横には坂下登山口がありました。
むかしまだトンネルが無かったころは、この尾根越えの道を歩いて観音寺へ行ったようです。
ただ地図を見たところ、等高線の幅が狭いので、傾斜が急で登るのが大変そうです。

一旦、石田町にある日吉神社まで行って、そこの登山口から登ることにしました。
歩かなければならない距離は長いのですが、傾斜が緩やかなので登るのが楽そうです。
登山口がある日吉神社へ
日吉神社へは、集落の中を歩いていきました。
片側に川が流れているので、道幅があまり広くないなのですが、自動車がよく通ります。

しばらく歩いていると、日吉神社の入り口に着きました。
姉川の戦いのあとは、秀吉が横山城を預かっていたので、何か縁(ゆかり)がありそうです。
「横山城址 石田山公園 入口」と記された案内板のところから入って、石畳の参道を奥へと歩いていきました。
日吉神社の階段を上がって

さて「横山ハイキング道」の案内がある入り口を見ると、イノシシやサルに注意するように促す立て札を見付けました。
横山城址に登る前に、山中での安全を願って日吉神社にお参りすることにします。

まずは鳥居の左側にある手水舎で手と口をすすいで階段を登り、まっすぐに本殿まで進んで、拝礼しておきました。
野生のサルやイノシシは、何をしでかすか判りません。
いちばん大事なのは彼らと出会わないことです。
石橋を渡ってハイキングへ

それではいよいよ横山城址を目指して、横山に登ります。
山道を登り始めると、何故かすぐに小さな石橋が架かっていました。
大した窪地ではないように思うのですが、もしかすると雨が降ったときに、かなり泥濘(ぬかる)んで、歩きにくくなるのかも知れません。
よく判りませんが、とにかく横山ハイキングが開始したようです。
さらに横山城址を目指します。
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