今から10年以上前の話ですが、母と近くに住んでいた妹と三人で春に、九州の大人気の温泉に遊びに行ってきました。
その温泉とは、大分県由布市(ゆふし)の由布院温泉と熊本県阿蘇郡南小国町(あそぐん みなみおぐにまち)の黒川温泉です。
それまで西へは、山口県までしか行ったことがありませんでした。
九州を旅するのは、まったくの初めてでしたので、ちょっとドキドキでした。
セントレアから飛行機に乗って

まずは母と妹と 3人で、名鉄岐阜駅から名鉄電車に乗って中部国際空港駅まで行きます。
中部国際空港セントレアから福岡空港までは、ANAの飛行機に乗って行きました。

九州では、レンタカーで移動することにしていましたので、福岡空港を出たら横断歩道を渡って、道路の向かい側にあるトヨタレンタカー福岡空港店に行きました。
はじめての九州でしたが、カーナビが丁寧に道順を教えてくれるので、安心です。

人心地がつくと、お昼の12時を過ぎていたこともあり、急にお腹が空いてきました。
道路沿いで見かけた、ハンバーガーショップに寄って、簡単に腹ごしらえを済ませました。
別府で生きながら地獄を見る
それでは大分県別府市(べっぷし)にあるという、地獄を見に行くことにします。
福岡市から別府市までは、かなり距離があるので、九州の中に張り巡らされた自動車道に乗っていきます。

九州自動車道と大分自動車道を乗り継いで、別府インターチェンジで自動車道を降りれば、あとは道なり(県道11号線と国道500号線)に北上するだけで、地獄に行けます。
交差点「海地獄」で北西に左折して進んでいくと、べっぷ地獄めぐりの駐車場が見えてきました。
べっぷ地獄めぐり
べっぷ地獄めぐりの駐車場に車を停めて、周囲を見回すと、いくつかの地獄がありました。
すぐ近くには、海地獄、鬼石坊主地獄そして山地獄がありますが、すこし移動すれば、かまど地獄、鬼山地獄そして白池地獄があります。
また、さらに遠くまで足を伸ばせば、血の池地獄と龍巻地獄があります。
海地獄 血の池地獄 龍巻地獄 白池地獄 鬼石坊主地獄 鬼山地獄 かまど地獄
中を見るには入場券が必要で、地獄ごとに入場券を買うことも、また山地獄以外の 7つの地獄をセットにしたお得な共通観覧券を買うこともできます。
ただボクたちは、全部見るつもりは無かったので、まずは海地獄に入ってみることにしました。
湯けむり漂う水色の温泉、海地獄
海地獄の中に入ると、まずは池のほとりに沿って歩くことになります。
続いて奥行きの長い売店の中を通り抜けると、海地獄の正体である水色の温泉に着きます。
時折、吹き出す蒸気のせいで、あたりが白くなりますが、取り立てて面白いこともありません。
海地獄の奥の岩場が、ちょっと登れるので、暇を持て余した人がたくさん登っていきました。

ちなみに、ここも温泉地なので、ご多分に漏れず温泉で茹でた、ゆで玉子が売っています。
ゆで玉子を 1袋買って食べてみましたが、ごく普通のおいしいゆで玉子でした。
うたかたが消えては結ぶ、鬼岩坊主地獄
折角べっぷ地獄めぐりに来たので、今度はその隣りにある鬼石坊主地獄を見に行きました。
ねずみ色の泥池がいくつかありますので、その間を縫うように歩くことになります。
泥池の底からは、絶えず何らかのガスが吹き出しているようです。
そのガスは、粘性の高い泥池の表面で膨らんで、だんだん大きな泡へとなっていきます。

しかし、大きくなり過ぎた泡は、絶え切れなくなり、弾けて周囲に飛び散ります。
その大きくなった泡が、坊主頭のように見えることが、鬼石坊主地獄の名前の由来です。
結局、泥池がボコボコしているだけなので、とても地味です。
すぐに飽きてしまったので、施設の中を一周したら、すぐに帰りました。
つぎは、由布院温泉に向かいます。
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