今から10年以上前の話ですが、母と近くに住んでいた妹と三人で春に、九州の大人気の温泉に遊びに行ってきました。
由布院温泉で一泊し、県道11号線(やまなみハイウェイ)と国道442号線(旧小国街道)を通って、くじゅう花公園に向かっています。

くじゅう花公園の入り口は
くじゅう花公園は、大分県竹田市久住町(たけだし くじゅうまち)にあり、くじゅう連山のすそ野に広がる久住高原の中にあります。
国道442号線を南東の方角に下っていると、右手にくじゅう花公園の標柱が見えました。
そこを右に入っていくと駐車場になっていて、公園の入り口の建物がすぐ近くにあります。
多くのお客さんが、次々と入り口から中へ吸い込まれていきますので、ボクらも続きました。
くじゅう花公園に入ると
くじゅう花公園は、久住高原に作られた公園なので、園内は起伏に富んでいます。
季節ごとにいろんな花が植えてあるので、その間の通路を歩いて、花を見て周ります。
- チューリップ
- パンジー
訪れたときは4月だったので、チューリップやパンジーが咲いていたのですが、中でも目を見張ったのは芝桜(しばざくら)でした。
母と妹が芝桜と騒ぐのですが、実はボクはそれを見たことも聞いたことも無かったのです。
ただいざ見てみると、斜面一面に咲き誇っている芝桜は、とてもキレイでした。
ところで、くじゅう花公園内の移動手段は、徒歩しかありません。
広い園内をあまり遠くまで歩いていくと、今度は出口まで帰るのが大変です。
ということで、ある程度花を見て楽しんだら、もう次に行くことにしました。
やまなみハイウェイで無数のトピアリー
では、国道442号線(旧小国街道)を北西の方角へ戻って、再び県道11号線(やまなみハイウェイ)に乗り、途中で県道45号線に乗り換えて、大観峰(だいかんぼう)に向かいます。
それは、県道11号線(やまなみハイウェイ)を南下していたときのことです。
道路の左側に、無数の植木アート(刈り込み型トピアリー)を見かけました。
そこは「ヒゴタイフルーツ」といい、焼きトウモロコシなどを食べられるお店だそうです。
ジョニー・デップの出世作となった映画「シザーハンズ」さながらの光景を見られます。
ボクたちは、そのお店に気付かずにそのまま通り過ぎてしまいましたが……。
阿蘇山の外輪山の上を走って大観峰へ
実は、県道45号線というのは阿蘇山の北外輪山(がいりんざん)の上を通っています。
阿蘇山は複式火山になっていて、中央火山丘を環状に取り囲む形で、大きく外側に山々が連なっています(その外側の山々を外輪山といいます)。
つまり大昔は、その外輪山の内側すべてが、巨大な火口だったということです。
現在、その跡地であるカルデラには、阿蘇市などの市街地ができて、人々が暮らしています。
大観峰からの雄大な景色
さて、県道45号線を走っていると、南側に大観峰への入り口がありました。
駐車場に車を停めたら、そこからしばらくは、緩やかな上り坂を歩いていくことになります。
大観峰は、熊本県阿蘇市(あそし)にある山で、阿蘇の北外輪山の最高峰です。
大観峰は人気の観光地なので、渋滞こそしていませんが、上り坂は人がたくさん居ました。
周りの人に混じって歩いていると、いつの間にか大観峰の先端まで登ってしまいました。
周りに遮(さえぎ)るものなど何もありませんので、遠く阿蘇山の噴煙が見えます。
また、自分が立っている場所が、巨大な外輪山の一郭であることも実感できました。
三重中部地震が発生!
それは、大観峰で景色を堪能して、阿蘇大観峰茶店の前まで降りてきたときのことです。
携帯電話に「三重県の中部で地震が起きた」旨の情報が入ったと、妹が言い出しました。
母が携帯電話で、地元にいる父に確認したところ、「いなり祭り」の準備をしていた父は、何も感じなかったと笑っていたそうです。
地元の年寄りの方々が言うように、やっぱり地盤が固いようで、ちょっと安心しました。
安心したら急にお腹が減りました。
眼の前にあった阿蘇大観峰茶店の食堂でご飯を食べて、次の目的地に向かいました。
つぎは、阿蘇山の近くの草千里に行きます。

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