雪野山(ゆきのやま)は、滋賀県東近江市(ひがしおうみし)と蒲生郡竜王町(がもうぐん りゅうおうちょう)、近江八幡市(おうみはちまんし)にまたがった細長い山です。
久しぶりに雪野山ふるさと街道を走ったら、以前から気になっていた雪野山歴史公園の看板を見付けたので、ちょっと園内でウォーキングするために寄ってみました。

まずは雪野山歴史公園の駐車場に自動車を停めて、雪野山のふもとにある八幡社古墳群を見て歩きました。
雪野山公園登り口から
さてそれでは、雪野山頂上にあるという雪野山古墳を目指して登ります。

土盛りが取り除かれ石室があらわになった八幡社古墳群41号墳を、迂回するように丸く作られた道を歩いていくと、いよいよ登山道らしきものが始まりました。

最初のうちは石段が真っ平らで歩き易いのですが、そのうち自然石がデコボコしてきます。
自然石の上は登りにくいので、足元をよく見ながら登らなければなりません。

途中で休憩しながら石段を登っていくと、道の両側に大きな石が置いてあったので、そこは何らかの跡地かも知れません。
山の中腹の旧八幡神社跡地
さらにすこしだけ登っていくと正面に、あまり高くない石垣が現れました。
石碑に旧八幡神社とあるので、八幡神社はそのむかし雪野山の中腹にあったようです。

敷地があまり広くないので、旧八幡神社の本殿はこぢんまりしていたのかも知れません。
現在は雪野山のふもとに、八幡神社の立派な本殿が建っています。

さてふたたび雪野山を登るため、登山道の続きを探しましたが、すこし判りにくかったです。
左の方へ歩いていくと、奥に案内板の影が見えました。
見晴らしの良くないあずま屋

雪野山古墳まで残り、650メートルのところまで来ました。
案内板があって、さらに目的地までの距離が書いてあると、安心して登れます。

さてこのあたりからは階段が、花壇の土留めなどによく使われる樹脂製擬木になりました。
そもそも土留めなので、風雨に晒(さら)されても、あまり土砂が流れ出さないのでしょう。

擬木の階段を登ってくると、ようやく休憩地点のあずま屋に着きました。
あずま屋のテーブルにはルートマップが貼ってあって、現在地が赤くマークしてあります。
親切な方が作ってくれたルートマップを参考にすれば、道に迷わなくて済みそうです。
見晴らしの良い眺望展望台

あずま屋から登り始めると、すぐに眺望展望台への案内がありました。
あずま屋では木に囲まれて、景色を楽しめませんでしたが、この先は眺望が期待できます。

などと思いながら登っていると、案外近くて、すぐに眺望展望台に着いてしまいました。
丸太のベンチに座って、あたりの景色を眺められるようになっています。
この日は梅雨のため、ぶ厚い雲が垂れ込めて、遠くにある比良山や伊吹山は見えません。
ただ正面には、有名な太郎坊宮がある山がすこし霞んで見えていました。

なお眺望展望台には、遠くの山の名前が判るように、展望絵図が設置してありました。
ただ実際の山の高さと比べると、かなり誇張して描かれているようです。
この絵を元にして何らかの重要な計算をしないように、注意しなければなりません。
さらに雪野山を登っていきます。
コメント