雪野山(ゆきのやま)は、滋賀県東近江市(ひがしおうみし)と蒲生郡竜王町(がもうぐん りゅうおうちょう)、近江八幡市(おうみはちまんし)にまたがった細長い山です。
久しぶりに雪野山ふるさと街道を走ったら、以前から気になっていた雪野山歴史公園の看板を見付けたので、ちょっと園内でウォーキングするために寄ってみました。


雪野山山系散策路および史跡のご案内(雪野山歴史公園の獣害防止柵の横)
雪野山の眺望展望台から鉄塔まで登って、尾根道に沿って南へ歩き、雪野山古墳にたどり着きました。
雪野山の頂上

雪野山頂上308.8M
雪野山古墳のある場所は、雪野山の頂上でもあります。
雪野山古墳の真ん中には、山頂であることを示す標識が立てられていました。
ただもうかなりガタが来ているようで、何かの拍子にパタンと倒れてしまいそうです。

雪野山頂上からの景色
さてせっかく雪野山の頂上まで登ってきたので、南西の方を眺めてみました。
しかし何本かの木が邪魔をしているので、あまり見晴らしが良くありません。
見えるのはあたり一面に広がる田園と、そこ点在する集落の風景です。
雪野山古墳の説明パネル
来た道を戻っても詰まらないので、野寺城跡方面へ下りていくことにします。
するとすこし下りたところに、雪野山古墳について説明したパネルが設置してありました。

雪野山古墳の墳丘形態復元図
その中でも特に気になったのは、墳丘形態復元図とよばれる、雪野山の地形図の上に雪野山古墳の形を重ね合わせたものです。
それによると雪野山古墳は、前方後円墳だということが判りました。
今回は方墳の横から来て、そこから円墳の中央にある山頂まで来た、ということになります。
前回、見に行った「この先行き止り」の標識が出ていた場所は、方墳の一角だったようです。
岩場を通り抜けて

転がっている大石
さて引き続き野寺城跡方面に下りていくと、岩が地面からむき出しになっていたり、大きな石が地面に転がっていたりする場所に来ました。

四角い大岩
道の上に、やけに角ばっていて真っ平らな石もあったので、もしかするとこの近くに、雪野山古墳の石室などを造るための石切り場が、あったのかも知れません。

巨大な一枚岩
さらに下りていくと道は次第に岩だらけになり、巨大な一枚岩も地表に出ていました。
雨の日は岩肌が濡れて滑りそうなので、注意が必要です。
向こうに見えるのが童子山

童子山が見える休憩所
岩場を通り過ぎると、次は丸太の階段の下り坂が、終わらないのかと思うほど続きます。
ただそのかわり、進行方向の木が低くなるので、景色はよくなるのですけどね。

分岐点(奥)野寺城跡方面(右)行者堂・天神社
長々と続く丸太の階段の下り坂が終わると、道はしばらくなだらかになります。
しかし分岐点を過ぎたあたりから、ふたたび上り坂が始まりました。

ウグイスの鳴くあずま屋
ただその上り坂はあまり長くないので、すぐにあずま屋に到着します。
このあたりにはウグイスがいるようで、近くの木と遠くからウグイスの鳴く声がしました。
次は「暁の広場」に下ります。

コメント