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【福井】南条郡南越前町の鍋倉山へ湯尾峠から その1 (今庄駅から湯尾峠へ篇)

名所史跡めぐり
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福井県南条郡南越前町(なんじょうぐん みなみえちぜんちょう)には、鍋倉山(なべくらやま)があります。
以前、燧ヶ城跡(ひうちがじょうあと)から藤倉山へ登ったついでに、登ってきました。

ただそのときは早く下山したくて、鍋倉山から鍋倉西谷へ下ってしまいました。
八十八ヶ所弘法寺にお参りできなかったことが、ずっと心に残っています。

ということで、ふたたび鍋倉山に登ってきました。
今回は湯尾峠(ゆのお とうげ)から八十八ヶ所弘法寺を経て、山頂を越えています。

今庄駅の駐車場へ

まずは、今庄駅の駐車場へ向かいました。
国道365号線(国道476号線)の丁字路「今庄駅入口」から、西へ入ります。

そのまま道なりに跨線橋で JR北陸本線を渡ると、すぐ JR今庄駅に着きました。
駅の手前で右へ Uターンすると、線路沿いに駐車場があります。

藤倉山・鍋倉山ハイキングコース案内図
藤倉山・鍋倉山ハイキングコース案内図

駐車場から山側へ道路を渡ったところには、藤倉山・鍋倉山ハイキングコース案内図がありました。
藤倉山への登山ルートはいくつもあるので、いろいろと楽しめそうです。

旧北陸道を湯尾峠登り口へ

さて JR今庄駅からは今庄宿の中を北へ通り抜けて、JR北陸本線沿いの旧北陸道を歩いていきました。
しばらくすると、山腹の八十八ヶ所弘法寺へと続く八十八ヶ所登り口があります。

ただ今回は湯尾峠から登るつもりだったので、そのまま旧北陸道を進んでいきました。
植林地帯の途中には、街道の距離の目安であった一里塚跡があります。

一里塚跡から目と鼻の先には、湯尾峠登り口がありました。
JR北陸本線のトンネル出入り口である、無骨なコンクリートの脇を登っていきます。

旧北陸道の要衝、湯尾峠

湯尾峠へと続く坂道を登ってしばらくすると、峠道横の斜面が大石垣で覆われていました。
近くの木ノ芽峠を歩いたとき、石畳は敷かれていても石垣はなかったのですけどね。

さらに石垣に囲まれた坂道を登っていくと、程なく湯尾峠にたどり着きました。
説明板によると戦国時代、北ノ庄城主の柴田勝家によって大改修が加えられたとのことです。

ちなみに松尾芭蕉奥の細道の途中、湯尾峠で詠んだ俳句の句碑もありました。
湯尾峠には江戸時代 4軒の峠茶屋があって、疱瘡(いも)除けのお札を売っていたことに因んでいます。

湯尾峠に築かれた、湯尾城

さて湯尾峠の広場を見回っていると、湯尾峠案内図が廃材の上に置かれていました。
近くに湯尾城跡があるようなので、見に行くことに。

丸太階段を登っていくと曲輪跡にたどり着き、なだらかな尾根が奥の方へ続いていました。
一番奥まで行くと、「湯尾(柚尾)城趾」と書かれた標柱が立てられています。

湯尾峠にはかつて、交通の要衝である北陸道を封鎖して監視するために、湯尾城が築かれていたそうです。
峠道を登っているときに見た石垣は、その名残だったようです。

つぎは鍋倉山を登っていきます。

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